シンガク図鑑プレゼンツ
沖縄の高校力
●真和志高等学校 みらい福祉科
全国高校生介護技術コンテストで最優秀賞受賞。
さらに介護技術を身につけ、目指すは三連覇!
プレッシャーなんかに負けない!!
授業や介護実習、大会に向けた練習。
ハードな日々を乗り越え得たのは、
臨機応変に対応できる高い介護技術。
『利用者様の心に寄り添う介護』
を心掛けながら大会に出場。
県内唯一の介護福祉士養成コースがある、真和志高校に通う宮平さんと仲地さん。昨年、九州代表として秋田で開催された全国高校生介護技術コンテストに出場し、見事、先輩とともに最優秀賞を受賞した。事前に出された課題を練習し挑んだ大会。『利用者様の心に寄り添う介護』を心掛けた、介護ケアが評価されての受賞だった。「場面に応じた適正かつ安全な介護技術で、利用者さんのケアができるかを競う大会です。一昨年も最優秀賞を取っていて、2年連続受賞しました(宮平)」。「秋田に行った後もホテルのベッドを使って課題の練習をしたり、頭の中は本番のことでいっぱいでした(仲地)」。
すべての力を出しきり、
達成感で満たされた!
そして、迎えた本番。実技では、利用者さんに合わせた介護を丁寧に行い、実技内容の説明を行うアピールの場では、しっかりと意図を伝えた。「気付くと本番が終わっていたって感じで、かなり緊張しました。実技の持ち時間をオーバーしてしまい不安はありましたが、すべての力を出しきった達成感がありました(宮平)」。受賞のポイントとなったのは、利用者さんがベッドに座るとき、隣に寄り添い、身体全体で支えながらベッドに一緒に座った介護への評価だった。「基本的には、利用者さんのスペースに座ってはいけないと学ぶため、基本を守るべきか迷いました。でも、介護はケースバイケースな対応が必要なので、利用者さんが座ったときにバランスを崩すのを防ぎ、隣で支えている安心感を持ってもらいたくて、基本にとらわれずに行動しました。利用者役だった審査員の方にも、隣で寄り添いながら行動をともにしてくれたのは、『安心したし、心地よかった』と評価してもらえてうれしかったです(仲地)」。
大会に出場したことで心境が変化し、さらなる目標もみつけた。「入学当時よりも、介護の仕事と真剣に向き合えるようになりました(仲地)」。「全国高校生介護技術コンテストで、絶対に三連覇したいです。プレッシャーもあるし、練習スケジュールがハードで大会が終わるまでは大変だしつらいけど、その分、楽しさや達成感も感じることができます。今しかできない挑戦だからこそ、躊躇せずに挑みたいです(宮平)」。
宮平 麻衣 Mai Miyahira
みらい福祉科3年。「母親が介護職についていることもあり、早くから介護の仕事に興味をもつように。将来は介護福祉士になりたいです」。
仲地 美夕 Miyu Nakachi
みらい福祉科3年。「学ぶことがたくさんあり、1年がとても早く感じる。最近は養護施設で働きたいとも思うようになりました」。
【実績】
● 第3回 沖縄県高校生介護技術コンテスト 最優秀賞
● 第4回 九州高校生介護技術コンテスト 優秀賞
● 第6回 全国高校生介護技術コンテスト 最優秀賞