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[那覇高校]常勝チームだからこそ味わう喜びやプレッシャー

2017年01月30日

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シンガク図鑑プレゼンツ
沖縄の高校力
●那覇高等学校 女子バスケットボール部

2017春_那覇高校0080

interview

目標は全国ベスト8・県内無敗・九州制覇
守って走る自分たちのバスケットで
納得のいく結果を残したい

チームの気持ちがひとつになって
勝ち取った新チーム初の県タイトル
5連覇を目指して突き進む

「県内無敗」を目標に掲げている那覇高校女子バスケットボール部は、県内で優勝常連校として知られる強豪チームだ。昨年6月に行われた県大会では、公式戦で3連敗していた糸満高校との接戦を制し、県タイトルを勝ち取った。「接戦になることは予想していました。ずっと勝てていなかった相手だったので、勝って絶対に4連覇するという強い気持ちで挑みました(山川)」。現在は3年生が引退し、2年生の新チームがスタート。大学進学後もバスケットを続ける、3年で旧チームキャプテンの山川さんと同じく3年の髙野さん、新チームキャプテンの仲宗根さん、エースの金城さんに今後の目標についてお話をうかがった。

プレーの精度を上げるために
体づくりから見つめ直し

「固いディフェンスから速攻につなげる『守って走る』バスケットが、那覇高校のプレースタイルです。身長が低いチームなので、その分コートを動き回って、スピードとパワーで戦わなければいけません。そのために、新トレーナーの指導のもと、体力づくりを行い、イチから自分たちの基礎を固めるトレーニングを取り入れました(山川)」。初心に立ち戻った練習によって、選手たちは自分のプレーの変化を実感したそうだ。「下半身や股関節を強化するトレーニングを取り入れたことで、体幹を保ったプレーができるようになりました。足の使い方も変わったと思います(山川)」。栄養についての指導を受け、食事の面からも体づくりに励んでいる。

フィジカルとメンタルを鍛えて
全国レベルのチームに成長したい

「新チームはまだ成長段階です。個人のスキルや意識の差が大きいので、一丸となって練習に取り組めるように、キャプテンとしてきちんと役割を果たしていきたいです(仲宗根)」。「仲間がいるからこそ、試合に出場する選手は安心してプレーができるんだと思います。仲間の存在を忘れることなく、残された高校での練習に励みたいです(髙野)」。常勝チームだからこそ味わう喜びやプレッシャーを味わいながら、メンバーや監督、コーチの存在の大きさを忘れないその姿勢が印象的だった。

2017春_那覇高校女子バスケ部
「文武両道」を実践するために、学業と部活動の両立に励む那覇高校女子バスケットボール部の皆さん
2017春_那覇高校0060
那覇高校でバスケットボールがしたいと、同校への進学を決めた仲宗根さんと金城さん。現在はチームの要として活躍


profile
(写真左から)
仲宗根 悠 Yu Nakasone
普通科2年。新チームキャプテン。「選手それぞれの強みを活かすポイントガードになることが目標です」。

髙野 真由 Mayu Takano
普通科3年。センター。石川県の北陸大学に進学予定。「大学でも、学業とバスケどちらも精一杯頑張りたい」と話す。

山川 美紅 Miku Yamakawa
普通科3年。センター。兵庫県の園田学園女子大学に進学予定。「高校での部活動を最後まで悔いのないようにやりきりたいです」。

金城 みゆ Miyu Kinjo
普通科2年。フォワード。「新チームで全国で戦っていくために、これからもっと自分のスキルを極めたいです」。

【実績】
● 平成28年度全国総体 第69回全国バスケットボール選手権大会(2回戦進出)
● 第59回全沖縄高校バスケットボール選手権大会 優勝(4年連続6回目)
● 第50回県総合選手権大会 優勝(4年連続4回目)
● 平成28年度沖縄県新人体育大会 バスケットボール競技 優勝(2年ぶり4回目)