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[首里高校]ゼロから立ち上げられた創部4年目の女子ホッケー部

2017年01月30日

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シンガク図鑑プレゼンツ
沖縄の高校力
●首里高等学校 女子ホッケー部

2017春_首里高校064

interview

昨年の新人戦の雪辱を胸に練習に励む。
個人とチームのレベルを上げて、
チーム初の全国大会出場を果たしたい

誰かのミスはチームでカバーする
つらい時期を一緒に乗り越えたことで
チームの団結力がより強くなった

ゼロから立ち上げられた
創部4年目の女子ホッケー部

創部4年目の首里高校女子ホッケー部。県内には、首里高校と北山高校に女子ホッケー部があり、2チームで県内大会を戦っている。首里高校の女子ホッケー部は、北山高校で選手として活躍していた島袋監督が、首里高校に赴任したことをきっかけに立ち上げられた創部4年目の若いチームだ。首里高校に女子ホッケー部ができたことで、2014年の県高校総合体育大会では、16年ぶりに女子ホッケー競技が行われた。「試合は11人制で、試合時間は前・後半各35分の計70分。スティックを使い、ボールを相手ゴールに入れると得点になります。足にボールを当ててはいけないなど、細かなルールがありますが、大まかにサッカーのルールに似ていると思います(上原)」。彼女は高校からホッケーをはじめ、現在はキャプテンとしてチームを引っ張るメンバーのひとりだ。「部員全員が高校からホッケーを始めた人たちばかりです。私も高校からホッケーをはじめました。体験入部のときに実際にプレーをしてみて、楽しかったことが入部のきっかけです」。先輩たちが活き活きとボールを追いかける姿が、ホッケーをはじめるきっかけだったと話す。

練習を通して学んだことは
”仲間のために頑張ること”

創部当初は、打倒・北山高校を目標に練習に励んできた同部。昨年、北山高校に勝利し、九州大会に駒を進めた。「一昨年の九州大会で福岡の高校と対戦し、12対0の大差で惨敗したんです。ボロ負けして、チームみんなの、心が折れそうになりました。でも、その屈辱をバネにイチからチームを立て直すために練習を積んできました(髙嶺)」。「部員が抜けてしまった時期もありましたが、残った仲間で補ってきたことでどんどんとチームの団結力が強くなりました(保村)」。仲間のミスをカバーするために、声を掛け合うことが大切だと話す彼女たち。部活動を通して”仲間のために頑張ること”を学んだそうだ。現在のチームの目標は、九州大会を突破し、全国大会に出場すること。部の新しい歴史をつくるために、日々練習に励んでいる。

2017春_首里高校094
県内2チームの勝者が九州大会に出場し、九州大会で3位以内に入れば全国大会に出場できる
2017春_首里高校020
遠征で県外に行けることも楽しいと話す。「走るホッケー」を目標に走り込みトレーニングなども行う


profile
(写真手前左から)
髙嶺 詩織 Shiori Takamine
普通科2年。副キャプテン/ミッドフィルダー。チームの司令塔として、チャンスメイクをする重要なポジションを担う。

上原 蒼 Aoi Uehara
普通科2年。キャプテン/キーパー。「キーパーはチームの最後の砦。ディフェンスとうまく連携して守備のレベルを上げていきたいです」

保村 優妃 Yuhi Yasumura
普通科2年。副キャプテン/ディフェンダー。「キーパーに楽をさせるディフェンスができるよう技術を磨きたいです」

【実績】
● 創部3年目。昨年11月に開催された高校総合体育大会で九州大会に出場