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プロになれるレベルまで頑張ります|沖縄尚学高校

2015年01月15日

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シンガク図鑑プレゼンツ
沖縄の高校力
沖縄尚学高校 リュー 理沙 マリーさん(硬式テニス部)

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interview

力と技だけでは勝てない!
頭を使って勝つスポーツだからテニスは楽しい!

プロの試合を観戦したことが刺激に
優勝を狙う沖縄尚学高校のホープ

錦織圭プロの活躍で日本中が感動したテニス業界。沖縄県内の高校でも多くのプレイヤーが活躍し、全国大会で好成績を収めている。数々の大会のシングルスで全国優勝している沖縄尚学高校のホープ、リュー理沙マリーさんに話を聞いた。

高校から本格的に始め
メキメキと力をつけている

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早いボールや重いボールにも素早く反応し、的確に返せるようにするのが課題だそうで、練習にも力が入る

父の影響で5歳からテニスを始めたリューさん。中学までは部活に入らず父と二人で練習していたそうだが、高校進学をきっかけに入部し本格的にテニスを始めた。「どの高校に進学するかとても迷っていたんですが、今の監督が熱心に誘ってくれたので、沖縄尚学高校への進学を決めました」と話す。高校に入ってからは監督の指導のもとメキメキと力をつけ、インターハイ九州大会シングルス優勝、全国高校選抜テニスシングルス優勝、兵庫国際ジュニアトーナメントシングルス優勝と数々の大会で好成績を収めている。「調子が上がらない時は監督がその時々で的確なアドバイスをしてくれるので、とても心強いです。勝てない時ほど、とにかく練習するしかないですね」と謙虚な姿勢で地道に練習に励んでいる。

技術ももちろんだが
試合の駆け引きもうまくなりたい

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部員に囲まれると、練習のときの真剣な表情が和らぎ、笑顔になるリューさん。心強い存在の仲間たち

監督からのアドバイスでフォアハンドの時の足の動きが課題と真面目に取り組むリューさんだが、テニスは技術や力以上に頭を使うスポーツらしく「早いボールが打てることや身体が大きいことは勝てる要素のひとつに過ぎず、頭を使って作戦を練って初めて勝てるところが楽しい」と話す。昨年5月に「福岡国際女子テニス2014」を観戦したリューさんは「プロの試合はとにかくスゴかったです。ミスが全くないことにも驚きましたが、試合での駆け引きや試合運びのうまさがとても勉強になりました」と嬉しそうに話す。プロの試合を間近で観れた事は大いに刺激になったようだ。シングルスでは好成績を収めているリューさんだがダブルスの方がどちらかというと好きとのこと。「一人で戦うシングルスと違い、二人で協力して戦うダブルスは仲間がいる安心感があり心強いです」という。常に控えめで心優しいリューさんだが「今年はシングルス、ダブルスともにインターハイや全日本ジュニアなどの大きな大会で結果を残したい」と静かに闘志を燃やす。「そのためにも技術面を磨き、早いボールや重いボールも返せるようになって、試合での駆け引きもうまくなれるように頑張りたい」と話す。もちろん将来の夢はプロのテニスプレーヤー!「プロになれるレベルまでいけるよう頑張ります!」と決意を新たにしていた。

profile
リュー 理沙 マリー Ryu Risa Marie
普通科体育コース2年。父の影響で5歳からテニスを始め、高校進学を機にテニス部に入部。プロを目指して奮闘中。

【実績】
●平成26年度 全国高等学校総合 体育大会 九州大会 シングルス優勝
●2014長崎がんばらんば国体 団体準優勝
●第36回全国高校選抜テニス シングルス優勝
●兵庫国際ジュニアトーナメント シングルス優勝