県費海外留学とは?
今しかできない貴重な体験を!
県内の公立・私立高等学校及び国立工業高等専門学校に通う1、2年生すべての学生(アメリカ高等教育体験研修は3年生も可)がエントリー可能な留学支援制度です。まずは1〜3週間程度の短期留学を経験できる「グローバル・リーダー育成海外短期研修事業」。こちらは「アメリカ高等教育体験研修」「海外サイエンス体験短期研修」「中国教育交流研修」「沖縄県高校生芸術文化国際交流プログラム」の4つに分けられ、それぞれ本場で最先端の文化や技術を間近で見て、研修に参加することができます。また、約1年間に渡って海外での暮しが経験できる「国際性に富む人材育成留学事業」では、ホームステイや現地の高校の授業を通して、語学力はもちろん滞在国の真の姿に触れ、国際感覚を磨きます。留学先の高校で得た単位は沖縄に帰ってから、実際に通っている高校の単位に当てることができるので、クラスメイトたちと一緒に高校を卒業することが可能です。気になる費用については、両事業とも現地での授業料や成田空港からの渡航費は県のプログラム費用に含まれるので、一部学費負担がある場合や、各自の事前準備に係る諸雑費等を除き、基本的に自己負担はありません。「国際性に富む人材育成留学事業」におけるホームステイ先での滞在費はホストファミリーのボランティア協力によるものなので、おこづかい等を除けば、生活費についても自己負担はありません。留学を希望する生徒にとっては大変有意義な制度となっており、毎年多くの応募があります。「留学したい!」と思っている高校生は是非チャレンジしてみましょう!
これまでの参加者
こんなに多くの先輩たちが参加しています
以前から海外との交流を大切にし、積極的に派遣事業を行っている沖縄県ですが、近年は一括交付金が活用され、派遣人数も大きく伸びています。今後10年は継続して行われる予定であり、今がチャンスです。両事業の併願もOK!
▼留学した先輩たちへのインタビューを見てみよう!
http://www.55shingaku.jp/nazenani/morau/17100/
その目的と期待
海外の大学やプロと交流し、夢へのワンステップに
「グローバル・リーダー育成海外短期研修事業」の主なプログラムは以下の4つです。
●「アメリカ高等教育体験研修」
アメリカの大学の授業に参加し、国際的なコミュニケーションやディスカッションの雰囲気を
感じとるプログラム
●「海外サイエンス体験短期研修」
最新のテクノロジーや科学技術に関する施設等を訪問するプログラム
●「中国教育交流研修」
沖縄とも深い繋がりがあり、近年発展も目覚ましい中国で異文化交流を図るプログラム
●「沖縄県高校生芸術文化国際交流プログラム」
音楽、美術・工芸、郷土芸能、書道の分野において、現地で交流を図るプログラム
短期の研修ですが、現地の高校生との交流や専門家の指導を受けることで、多くの学生たちが将来沖縄及び日本を背負って立つ人材として成長していくことを期待しています。
真の国際性を磨き沖縄と外国との架け橋に
「国際性に富む人材育成留学事業」では、短期・中期の留学を経験し、次の段階へ進みたい方や、本格的な留学によって国際感覚を身に付けたい方のために、1学年間(約10ヶ月)という期間が設定されています。
募集人数は70名程度で、派遣先の国もアメリカ、カナダ、イギリスなどの英語圏のほかに、フランスやスイス、タイ、中国など18カ国に及びます(国数は平成26年度)。
留学生の皆さんには、真の国際人として、将来、沖縄と外国との架け橋になることが求められています。語学のみならず滞在国の文化への理解を深め、協調性を養い、国際感覚を磨くことが大切です。
沖縄県を代表して他国に派遣されている「大使」であるという意識を常に持ち、ホストファミリーへの感謝の気持ちを忘れず、品行方正な行動を心がけることも必要です。
申込み方法注意点
観光気分はNG現場の雰囲気を吸収せよ
【グローバル・リーダー育成海外短期研修事業】
4つの大きな柱や研修目的は変わりませんが、滞在国や滞在先でのプログラムは毎年変わります。参加意欲のある学生は学校からの募集を待つだけではなく、積極的に情報収集を行いましょう。プログラムの変更に伴い、参加資格も異なってくるので、語学力はもちろんのこと、音楽や芸術、科学への理解力など、それぞれのプログラムにあった実績(学内・学外での活動や、コンクール受賞歴など)を積むことが必要となります。
沖縄から高校の先生が同行しますので、滞在中のトラブル等は心配ありません。
受け入れてくれる施設や、担当者の方々は真剣に接してくれますので、皆さんもしっかりと気を引き締めて、積極的に参加する姿勢が大切です。
海外との交換留学家族も受け入れ態勢を
【国際性に富む人材育成留学事業】
ホームステイ先での滞在費はホストファミリーのボランティア協力によるものと前述しましたが、これは交換留学というシステムを利用して運営されています。今後、海外から沖縄へ留学生が来る場合、強制ではありませんが、今度はホストファミリーとして学生の受け入れを打診される場合もありますので、家族もその心構えが必要です。日頃から英語に親しみ、海外の文化や生活習慣についても理解を深めておきましょう。
実費負担もあるので、事前のチェックを
両事業ともに現地での授業料や宿泊費は県費でまかなわれますが、パスポート・ビザ取得費、超過手荷物料金、健康診断等各種医療関連書類作成料、事前研修、現地でのおこづかいや電話代等は自己負担となります。すべてが無料ではないので、自己負担についてはどの程度の費用が掛かるのか事前に調べ、家族ともよく話し合っておく必要があります。