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県費で海外へ短期&長期留学! Vol.2

2014年02月05日

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ー国際性に富む人材育成留学(1年間)に参加した先輩たちー

▼県費留学についてはコチラ
http://www.55shingaku.jp/nazenani/morau/16911/

【いつも前向きな姿勢で楽しんで取り組めるように】

津嘉山 歩さん Ayumi Tsukazan
球陽高等学校 【滞在国】アメリカ

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最初はテキサスに滞在し、学校ではコミュニケーションがうまく取れず、消極的になってしまったり、ホストマザーと意見が合わなくて、ホストチェンジをしたりと、大変なこともありましたが、ニューヨークに移ってからはホストファミリーも学校も馴染みやすい環境で、私も楽しみながら生活することができました。学校では楽しい授業もあれば、理解するのが難しい授業もあります。とくに英語とアメリカ史の授業は、文学や文献を用いることが多く、日本でも聞いたことがないような本だったので、毎晩電子辞書片手に遅くまで勉強していました。そのうちにリスニング・ライティング力とも高くなっていき、成績もあがっていったので、それがモチベーションに繋がっていったのだと思っています。そしてアメリカでなにより楽しかったのはプロム(アメリカの高校で行われるダンスパーティー)です。ドラマや映画で見ていたプロムに自分が参加しているんだと思い感無量でした。このプロムの前日にはリングデイといって、最上級クラスに進学する前の儀式があります。この時、校長先生が私をハグして「あなたがこの学校に来てくれて本当に嬉しい。ありがとう」とおっしゃり、涙が込み上げてきました。現地での生活は想像していたものよりも大変でしたが、その分学んだことも多く、アメリカで過ごした時間は私の人生の中で最も輝かしい時間だったと思います。


 
【人として成長できた1年将来は日本と外国の架け橋に】

新垣 康大くん Kodai Arakaki
名護高等学校 【滞在国】ドイツ

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最初の1ヶ月はOSKという講座でドイツ語の基礎や、ドイツの歴史、文化など、ドイツについて多くのことを学びました。教会や街を散策したり、隣町に遊びに出掛けたりして楽しい1ヶ月間でした。この事前研修が終わってからいよいよ1年間の留学生活がスタートです。私のホストファミリーには弟が2人いて、はじめは彼と同じ14歳のクラスに入りましたが、ドイツ語がまったく理解できずとても苦しい日々が続きました。しかし彼らはとても優しく、私に英語で説明してくれたり、学校生活を助けてくれました。1ヶ月が過ぎた頃、家族の計らいで1つ上のクラスに変更してくれました。それからは家族にもクラスのみんなにもドイツ語だけで話してくれるようにお願いし、そこからドイツ語のみの生活が始まります。ホストマザーは私のために毎週時間を割いてドイツ語を教えてくれ、そのおかげでドイツ語が話せるようになったと本当に感謝しています。ドイツでの一番の思い出は1週間ベルリンに滞在して歴史や映画について学んだことです。語学力の低さは痛感しましたが、話せることの喜びも知ることができました。私はこの1年間でとても成長できたと思います。親元を離れることで、家族への感謝の気持ちにも気付けたし、日本の良い点、直した方がいい点にも気付くことができました。将来は国際関係の仕事に就き、日本と外国の国際関係に貢献できるようになりたいと思います。


 
【かけがえのない友と切磋琢磨しながら成長】

大城 愛さん Ai Oshiro
向陽高等学校 【滞在国】アメリカ

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中学3年生の時もアメリカに1ヶ月間ホームステイしたことがありますが、この時は恥ずかしさが前に出てあまり話をすることができず悔しい思いをしました。今回は、その悔しさをバネに、英語力の上達ともっと視野を広げるためのリベンジ参加です。今回のホストファミリーは留学の受け入れに慣れている家庭で、とても頼りになりました。学校での生活は始めは大変でしたが、勉強に関しては慣れてくると日本との違いを楽しみながら学習する余裕もありました。ただ、私の英語力が原因で、学校で友達を作るのには少し時間が掛かりました。頭の中には整った英文が浮かんでいるのですが、それを口にするのはすごく難しくて、言いたいことがなかなか伝わらず聞き手も疲れてしまうことが多かったようです。それでも、自分の英語力を見直し、ホストファミリーとの会話を増やしたり一緒にテレビや映画を見たりと、積極的に取り組みました。その結果、中国からの留学生と仲良くなることができ、優秀な彼女に追いつこうと私も必死で勉強しました。彼女がいたから向上心や良い緊張感を得て、最後まで勉強にも気を抜かず頑張れたんだと思います。帰国後は、自分の将来について選択肢を広げてより深く真剣に考えることができるようになりました。留学を経験して、新しいことをたくさん知り、客観的に世界が見られるようになったためだと思っています。


 
【情報のアンテナを伸ばし異文化を知り、理解する】

知念 龍杜くん Ryuto Chinen
沖縄尚学高等学校 【滞在国】スイス連邦

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スイスは公用語を4つ有し、割合としてはドイツ語63%、フランス語20%、イタリア語10%、ロマンス語0.5% その他となっています。スイスの人たちはほとんどが母語と英語、フランス語を話すことができます。そして私の留学先はドイツ語圏だったため、ドイツ語の習得が第一の目標となりました。1ヶ月間の事前研修を受けた後、チューリッヒの高校に通いましたが、日常会話がドイツ語でできるようになるまで4〜5ヶ月かかりました。しかも、スイス人は方言のようなスイスドイツ語を話すので、大変でした。学校での科目は日本とそんなに変わりませんでしたが、欧米らしく実習や実験が多かったのが印象的でした。そのため、最初はついていくのが大変でしたが、英語の授業は別でした。授業はすべてが英語で行われますが、ぎちぎちの文法よりは会話が成り立つことが目的であり、楽しく参加することができました。スイスの生活で私が一番驚いたことは山の多さです。沖縄とはまったく違う風景も新鮮でしたし、山登りやスキーも初めて経験しました。また、街には放置されるゴミがほとんどなく、公共交通機関の発達やハイブリッド車の多さに、環境への意識の高さを感じることができました。異文化体験はその人の人生にとてつもない影響を与えると思っています。この留学を通して、我々は自分の殻を打ち破り、別の世界を見るべきであると教えられました。