歯科医院の看護師＆保健師

■歯科衛生士とは
医師の診療を看護師が補佐するのと同様に、歯科医師の治療を補佐する歯科医院の看護師です。歯科医師の指示により、歯石を除去したり、フッ素化合物を塗ったりして、虫歯や歯周病などの予防処置を行います。ブラッシング指導など、歯の健康指導も大切な仕事。また、歯科医師が治療しているとき、器具の受け渡しなど歯科医師の補助をしながら、患者の状態にも気を配ります。治療器具の洗浄や薬の管理、治療後の後始末もします。

■歯科衛生士になるには
歯科衛生士の資格を取得するには、文部科学大臣指定の歯科衛生士学校か、厚生労働大臣指定の歯科衛生士養成所になっている専門学校・短大の学科を卒業すると、歯科衛生士国家試験の受験資格が得られます。専門学校も短大も３年生が基本です。女性が多い仕事のため、募集が女子のみの学校も多く、男子は注意が必要です。また４年生大学の歯科衛生士養成課程もあり、今後増えることが予想されます。さらに大学院に進み、研究者への道も開かれてきました。

■歯科衛生士の活躍の場
病院……歯科医師の医療行為のサポートや患者とのコミュニケーションをとり、医師を補助。
保健所・保健センター……地域の人々の歯の健康指導や、虫歯・歯周病の予防指導。
訪問指導……寝たきりのお年寄りに口腔ケアを行ったり、歯みがきや口の中をマッサージすることで、食の改善に貢献。

資格取得・目指せる学校の一覧
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