地元進学した先輩のメッセージ
沖縄職業能力開発大学校
「就職先が決定したあとの週末に家族と食事に行く予定があり、しばらく内定の話は内緒にしていました。
食事会で内定の報告をすると家族は大喜び。温めた甲斐がありました」と、笑顔で話してくれた。
気になる学校や企業にはとりあえず足を運ぶ
行動を起こすことで、夢へと一歩ずつ近づく!
幼い頃からプラモデルを組み立てるのが好きで、手先が器用だった宮城くん。ものづくりの魅力に気付き、進学先に選んだのはポリテクだった。「学費は安く、就職率は高い。設備も整っているので、専門技術をしっかり学べる最高の環境です」。普通校から進学したため、工業系の知識はゼロ。講義についていけるか不安もあった。「自分以外にも普通校出身の子がいたし、先生が一から丁寧に教えてくれたので不安はすぐに消えました。ポリテクってユニークな先生が多いんです。だから、授業も楽しくて。企業の即戦力となる技術をしっかり学べて自信がつきました」。ポリテクで得た自信が、大手企業への就職内定にも繋がった。「気になる企業の工場見学に行き、社員の方に質問をして、疑問点は就職試験前には解決しておきました。足を運ぶことで、会社や社員さんの雰囲気を知れたのも良かったです。好きなことを追求でき、学校で学んだスキルを活かせる企業に内定が決まり、本当に嬉しいです」。今後は、後輩が続いて入社できるよう任された仕事を責任を持ってこなし、信頼される人間になりたいのだとか。そんな宮城くんから進学に関する心強いアドバイス。「気になる学校には足を運んでください。行ってみないと分からない事もあるし、見ることで学校の良さにも気付けます。そして、やりたいことを明確にする!学校選びや就職選びに関しても、そこが重要なポイントだと思います」。
学校で使う工具とCADで作成した設計図。CADとは、パソコンを使って設計図を作るソフトのこと。その技術も将来に活かしたいので、中級の資格も取得済み。
宮城明文 Amon Miyagi
1996年生まれ。コザ高校卒業。沖縄職業能力開発大学校生産機械システム技術科2年。夏休みが少なく学ぶこともたくさんあり忙しいが、その分、技術が身につけられる。極めたいことだから忙しくても毎日が充実しているし、技術を磨けたことが強みとなっている。