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両親には感謝しきれない|宮里 芳輝くん

2014年08月07日

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キャンパスライフレポート
沖縄県外で頑張るうちなーんちゅ
国際医療福祉大学:宮里 芳輝くん

国際医療_Main
今年から病院での臨地実習がスタートする。「大学で学んだことが現場で自然と出るよう、技術や判断力を磨いておきたいです!」

interview

県外へ行くのを賛成してくれた両親に感謝。
入学早々入院したときは、泣いたけどね。

国際医療_iphon
スマートフォンで音楽をよく聞く。好きなアーティストは、かりゆし58。福岡で開催されたMONGOL800のコンサートにも行った。

高校の野球部の試合で、スライディング直後に身体の異常を感じた宮里芳輝くん。検査の結果は股関節の疲労骨折。リハビリに通った病院で理学療法士の世話になった事が、この道へ進むきっかけになった。実は両親とも医療関係者。宮里くん自身にも持病があり、子どもの頃から病院は遊び場でもあるなじみ深い場所だった。一方で、比較的早い時期から彼には、県外に出たいという思いがあった。そんな彼に、『沖縄に居るよりいろんな経験が出来る、行ってこい』と言って背中を押してくれたのは両親だ。実は宮里家は7人兄弟。奨学金を利用出来たとはいえ、両親への感謝の想いは消えない。
県外に出て一番辛かったのは、1年生の5月に持病が再発した事。大学の実習先でもある病院に入院したが、治療が痛く「正直泣きました」。でも夏休みが過ぎる頃には県外の友達がたくさん出来、今では毎日が楽しい。大学でも野球部に入ったし、もちろん学科の勉強も頑張っている。「卒業後は関東で働いてみたい。そしていつか理学療法士の経験を活かし、両親に恩返しできたらと思っています。長生きして下さい!」

国際医療_検査道具
実習で使用する検査道具。関節の動きを確かめたり、可動域を測定するのに使用する。
国際医療_仲間2
高校の野球部の仲間たち。沖縄に帰省するときには必ず会う大切な友達だ。「福岡に出たばかりの頃は、しょっちゅう電話してました」。


life_koiryo


profile
宮里 芳輝 Yoshiki Miyasato
沖縄県立那覇国際高等学校出身。国際医療福祉大学 福岡保健医療学部 理学療法学科3年。医療系私学で4年連続就職率※全国1位の実績を持つことに惹かれ、同大学に入学した。1年生から大学隣接の病院で現場実習を体験。2年生では韓国の医療現場に触れる海外研修も経験した。
※サンデー毎日2010〜2013年「全国240大学就職率ランキング(卒業者数1,000人以上)」

【保護者からのメッセージ】
宮里 みさえさん

国際医療_0438たまに顔を見ると
大人になったなぁと感じます

小さいころは泣き虫で、強い子にしようと野球部に入部させたことで、しっかり者で人のことを考えられる優しい子になりました。それからずっと野球を続けて、高校の時は選抜メンバーだったけど怪我をして悔しい思いもしましたね。7人兄弟ということもあって、経済的な面の負担を減らそうと努力しているようで、親としては凄く嬉しいです。スポーツリハビリは沖縄での就職は少ないし、今のうちに県外でたくさん経験を積んで吸収して欲しいです。健康に気をつけて頑張ってね。