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ウチナーフォトグラファーを目指して|幸喜 ひかりさん

2014年08月07日

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キャンパスライフレポート
沖縄県外で頑張るうちなーんちゅ
九州産業大学:幸喜 ひかりさん

九州産業_Main
広大なキャンパスは撮影実習でのロケーション探しにも事欠かない。「みんなが勉強してる時に、外で写真を撮ってるのが不思議」

interview

県外に出て沖縄の空・海の色の違いに気づいた。
将来の夢はウチナーフォトグラファーです。

九州産業_カメラ
大学から借りているカメラ。暇さえあれば街を歩いて写真を撮っている。「土地勘がないのでよく迷います(笑)」

ふんわりマイペースな雰囲気の幸喜ひかりさん。高校の写真部で写真に目覚め、工場で働く父親を撮影した作品で、読売新聞社主催コンテストの大賞に輝いた。その他にも彼女はいくつかの賞を受賞しているが、多くが彼女同様、どこかユニークで温もりを感じさせる写真だ。
「好きな写真を勉強したい!」と県外へ。九州産業大学を選んだのは、高校時代に同大学が主催するフォトコンテストで入賞し、大学を訪問した事があったからだ。「設備に憧れ、ここで学びたいと思いました」。大学最初の1年間は寮暮らし。ホームシックも80人の女子との共同生活で吹き飛んだ。ブライダル撮影のバイトも始め、カメラアシスタント経験を積んだ。最初は迷った電車の乗り継ぎも、今では慣れたものだ。
取材時に、撮影カメラマン(沖縄出身)から熱心に話を聞いていた幸喜さん。将来はやはり写真の仕事がしたいと考えている。「県外に出て、沖縄の光の違いに気づきました。県外で経験を積み、いずれは沖縄で活動できたら…」。夢を支えてくれるのは、まめに電話をくれる母親。多分、父親もその横で、娘の声に耳を澄ませているに違いない。

九州産業_家族の休日
大学進学後に、大学と毎日新聞社が主催する上野彦馬賞で日本写真芸術学会奨励賞を受賞。作品名は「家族の休日」。沖縄の家族の日常風景を切り取った。
九州産業_寄せ書き
高校卒業時に、部活の後輩や先生から送られた寄せ書き。冊子から飛び出してるのは、カメラを下げた幸喜さん。


life_sojo


profile
幸喜 ひかり Hikari Koki
沖縄県立浦添工業高等学校出身。九州産業大学 芸術学部 写真映像学科2年。高校の写真部時代に、写真コンテストへ積極的に参加。北海道で開催された第19回写真甲子園では後輩を率いて優勝した。大学進学後も、毎日カメラとともにある生活を過ごしている。

【保護者からのメッセージ】
幸喜 俊夫さん

九州産業_0207素直さと謙虚さを忘れずに、
健康面に注意して、目標に向かって頑張って!

幼い頃からとても感受性豊かな子でした。絵を描いたり、ものづくりには興味があったようです。女の子を県外に出すのはやっぱり不安はありましたが、本人がやりたいことを応援したいという気持ちです。生活面でのレベルがかなり低かったので不安がありましたけど、母親が頻繁に連絡を取り合ってサポートしたりしています。目標に向かって進んでいけるなら、どこに行っても応援しています!たまにはひかりから電話かけてきてくれると嬉しいんだけどな(笑)。


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