留学の主な4つのスタイル
短期留学から数年に渡る学位取得のための留学まで、留学の種類はさまざま。
まずはどんな留学のスタイルがあるのかを知ることからはじめよう

＜交換留学＞
海外の高等教育機関で学ぶ

海外の高等教育機関で学ぶことを目的とした「交換留学」は、国により学校の種類や入学条件がさまざまです。日本の大学に入学し、その大学が提携する海外大学に留学すれば、入学の手続きや留学準備をサポートしてくれるので安心。留学を考える人は進学を希望する日本の大学の留学制度をチェックしてみよう。

＜語学留学＞
気軽に短期間から留学できる

1週間単位で、海外の語学学校へ通うことができる「語学留学」。英語圏や、ヨーロッパ圏、アジア圏など世界各国に語学学校があり、1週間から留学生を受け入れてくれます。短期間から留学が可能ですが、現地の大学で学びたいなら交換留学などがおすすめ。自分のスタイルを見極めて学校選びすることがポイントです。

＜専門留学＞
海外で専門分野を学びたいなら

専門留学は、海外で専門的な分野を学ぶことを目的としており、実践的なカリキュラムでさまざまな職種のスペシャリストを目指します。英語で専門分野を学ぶため、ある程度の英語力があるほうが技術の習得も早くなります。自分が進みたい分野の特色や将来性をチェックして、目的にあった学校やコースを選ぶことが大切です。

＜インターンシップ＞
海外の企業で就業体験

インターンシップは、海外の地元企業や日系企業で働きながら学ぶ制度です。参加期間や募集条件はさまざまで、高い英語力が求められるプログラムもあります。現在では、短期間の海外へのインターンシップ制度を設けている日本の大学もあるので、志望大学がインターンシップ制度を設けているかもチェックしてみよう。

●留学へのステップ
STEP1.留学の目的を明確にする
留学は語学力やコミュニケーション能力が養えると同時に、渡航費や学費にかかるお金や準備に要する労力なども必要になります。留学して何を学び取りたいのか、将来の目標も含めて今一度自分のやりたいことを整理してみよう。

STEP2.留学先の絞り込み
自分の目標が明確になったら、どの大学に留学するのか、大学で学ぶ内容はどんなことなのかを比較・検討して、留学先の学校を絞り込んでいこう。キャンパスや滞在先の立地条件なども事前に知っておきたいポイント。

STEP3.自分の語学力と入学条件を確認
留学先によって、求められる英語力の基準が異なるので必要な語学力を確認し、現時点での自分の語学力を把握しよう。入学条件をクリアしたら、必要書類の準備や滞在先の確保、授業料の支払いなどを進めていこう。

STEP4.いよいよ出国準備
出国にあたっては、航空券やパスポートの手配、ビザの取得、外貨購入や送金手続きなど、さまざまな準備が必要です。日本の大学が提携する海外大学への留学なら学校のサポートセンターと二人三脚で準備していこう。

●シンガク図鑑注目の海外大学

[カナダ]ブリティッシュコロンビア州プリンスジョージ
自然豊かなキャンパスに質の高い学習環境が揃う

ロッキ－山脈を臨める大自然に囲まれたキャンパスで、一流の教授陣による質の高いプログラムを実施するほか、最先端の設備や充実した学生サービスも用意。小規模大学であるため学生と教授との距離が近く、キャンパスはアットホ－ムな雰囲気に溢れている。
[data]学生数4,020人のうち留学生は463人、43ヵ国の留学生が在籍（2013・2014年現在）。そのうち日本人学生は2%未満。大阪国際大学の学生の交換留学希望先で一番の人気を誇り、毎年学生が派遣されている。
■この大学への留学が目指せるのは⇒大阪国際大学

[イギリス]チョーサー・カレッジ・カンタベリー
イギリスの古都・カンタベリーで生きた英語を学ぶ

国立ケント大学のキャンパス内に設置されている秀明大学の関連施設。約200名収容可能な学生寮や食堂、コンピュータ室、娯楽室などを完備し、海外が初めてでも安心して生活できる環境が整っている。ケント大学の図書館、ジムなども自由に利用できる。
[data]ケント大学で学ぶ学生の約25%はイギリス以外の国から集まった留学生。国際色豊かなキャンパスで開催されるイベントや課外授業に参加すれば、世界各国の学生と交流するチャンスも。
■この大学への留学が目指せるのは⇒秀明大学

[イギリス]オックスフォード･ブルックス大学
世界の国際的な大学トップ200に選出された教育機関

英国屈指の観光地およびビジネスの中心地であるオックスフォードに位置し、ビジネス、経済学をはじめとするさまざまな分野における教育の質の高さや人文科学の学術研究でも高い評価を得ている同学。世界中から集まる学生とともに、国際的な視点を養うことができる。
[data]現在は総学生数が約18,000人、約150カ国からの留学生が3,000人以上在籍してる。在学生の出身地域別比率：イギリス 82％、EU圏 6％、EU圏以外12％。
■この大学への留学が目指せるのは⇒九州産業大学

[ポーランド]ウッチ大学
ポーランドの歴史・文化に触れるキャンパスライフ

ポーランドで2番目に大きな都市・ウッチ市にあるウッチ大学は、1945年に設立されたポーランドを代表する国立大学。現在、80カ国からの留学生たちが経済学科、情報科学科、経営学科などに在籍し、質の高い教育を英語で受講している。
[data]学生数38,000人のうち留学生は約1,000人を占め、留学生はフランス、ドイツ、フィンランド、アメリカのほか、中国や日本などのアジア系の学生も在籍してる。
■この大学への留学が目指せるのは⇒城西大学

[アメリカ]カリフォルニア大学　リバーサイド校
南カリフォルニアの心地よい気候と開放的な雰囲気

1954年に創立されたカリフォルニア州南部・リバーサイド市にある州立総合大学で、10校あるカリフォルニア大学のひとつ。城西国際大学の教員が常駐し、学生の授業や生活をサポートしている。広大なキャンパスには101の学士課程、52の修士課程、42の博士課程がある。
[data]学生数は約21,000名で、エクステンション講座の受講者・約4,500名のうち約900人が日本人。ヒスパニック、アジア系、65カ国以上からの留学生を受け入れるなど多様な学生が集まっている。
■この大学への留学が目指せるのは⇒城西国際大学

[アメリカ]リンフィールド大学
緑豊かなオレゴン州・マクミンビルにあるキャンパス

1976年に姉妹校協定を結んだリベラル・アーツ・カレッジ（4年制）。関東学院大学（神奈川県）と同じバプテスト系協会に所属する同学は、キャンパスは小規模ながら設備・環境が整っており、学内の活動や学生間の交流が活発に行われている。
[data]総学生数：約1,700名。留学生は4％（留学生約70名のうち日本人は10名前後）。留学生対象の英語科目のほか、英語力に応じて現地の学生と一般の学部科目が受講可能。
■この大学への留学が目指せるのは⇒関東学院大学