シンガク図鑑プレゼンツ
沖縄の高校力
西原高校
全国大会で金賞受賞!
マーチングバンドの活躍で西校に憧れる後輩が増えて欲しい
今年開催の世界音楽コンクールでは金賞を取り世界の頂点に立ちます!
日本、世界の音楽界で名を馳せている西原高等学校マーチングバンド部。その実力は歴史的に見ても素晴らしく、世界音楽コンクールでの金賞受賞や、国内でも各大会で見事な成績を納めている。完成度の高いショーは動画ポータルサイト「YouTube」で国内だけでなく世界から絶賛されている。今回は次の大会に向けて練習に励んでいるマーチングバンド部の部長・新垣さんと、副部長・金城さんに話しを聞いた。
昨年沖縄予選で金賞を受賞し、12月にさいたまスーパーアリーナで行われた全国大会へ。「BET〜人生=GAME?〜」とテーマを建てショー作りを行った。人の葛藤を描いたショーは部員達の取り組みの中で悩み、喜び、時には喧嘩し成長してきた自分を審査員に「賭ける」という意味もあった。全国大会ではその賭けに勝ち見事、金賞を受賞したのだ。
「マーチングの事だけじゃなく私生活にも厳しいです」
西原高等学校のマーチング部は顧問の先生のほか、OBのスタッフや県外にいる曲の構成を担当するスタッフに支えられている。大会だけではなく、コンクールやイベントへの出場、出演で県内を中心に県外や海外にも飛び回る。「ショーをしているときは本当に楽しいです!」という新垣さん。しかし練習は当然厳しいものだ。「西高のマーチングは指導がとにかく細かいです」単純に演奏や動きを練習するだけでなく、足の着地の仕方、目線など頭から足のつま先まで全てにおいて完璧を目指す。
それは部活だけの話しではない。顧問の比嘉先生の教えは「私生活がマーチングに表れる。マーチングに乱れがある時は普段の生活を見直す事」部員達はその教えの元に日々の学校生活、部活にとりくんでいる。
全国、世界大会に向けての取り組み
4年に一度の音楽のオリンピックと呼ばれる「世界音楽コンクール」が今年オランダケルクラーデで開催され、その後には全国大会も控えている。それぞれテーマ(曲)の違うショーをするので今は平行して練習をしている。マーチングは団体でのショーだが、個々の動きは違い、1人でも間違えると台無しになるので個人の責任は重い。朝練は自主的なものだが、全員が参加している。「練習で躓くと朝練で先輩についてもらってそれだけを極めるためにひたすら練習します」と練習に余念がない。「世界大会では絶対1位を取ります!」と意欲満々だ。大会以外でもマーチング部のカラーガードが宮古島で開催されたコンサートで有名アーティストと競演するなどイベントへの出演も多い。一糸乱れぬ迫力のあるショーは今年も各方面で観客に感動を与える事だろう。
金城 佳乃子 Kanoko Kinjo
普通科3年、マーチングバンド部副部長。アルトサックスを担当。西原町で育ち、中学の頃は吹奏楽部だった。尊敬していた先輩がマーチングバンド部で活躍していたのに憧れ入部。
新垣 梨奈 Rina Arakaki
普通科3年、マーチングバンド部部長。小学生の頃から憧れていた、テナードラムを担当。今年の「第38回沖縄吹奏楽ソロコンテスト」ではマリンバ独奏で金賞を受賞。
【平成24年度実績】
●西原町教育委員会より
優秀団体賞受賞
●第52回沖縄県吹奏楽コンクール
銀賞
●第31回マーチングフェスティバル
フェスティバルの部 最優秀賞
●第25回マーチングインオキナワ
2012 金賞(全国派遣)
●第40回マーチングバンド・カラー
ガード全国大会 中編成の部 金賞
●第38回沖縄吹奏楽ソロコンテスト
マリンバ独奏 新垣梨奈 金賞
●第32回リコーダーコンテスト
合奏の部(12名) 銀賞