[NEWS.1]
国の高等教育無償化制度
2018年から実施された国の給付型奨学金ですが、2020年にさらに拡充されることが閣議決定しました。大きな特徴は以下の2点です。
① 授業料等減免制度の創設
② 給付型奨学金制度の拡充
③ 住民税非課税世帯及びそれに準ずる世帯
となっており、収入が低い世帯のすべて学生が対象となります。
授業料等減免制度
減免制度では授業料に加え、入学金も対象となります。減免額は下記の表の通り、国公立・私立、また、大学・短大・専門学校により異なります。減免制度は大学や専門学校に入学後に進学先に申請することで受けられます。
給付型奨学金制度
給付型奨学金制度は、これまでの国公立自宅生2万円・自宅外生3万円、私立自宅生3万円・自宅外生4万円から、下記の内容へと拡充されます。特に自宅外生の場合は給付額が2倍以上と大幅に増額されており、沖縄から県外へ進学する学生にとって大変ありがたい制度となっています。奨学金は減免制度と違い、直接本人に支給され、授業料以外に生活費や交通費などへの活用も可能です。
住民税非課税世帯及びそれに準ずる世帯
対象となる年収の目安は世帯収入約270万円で全額対象となります。それ以上の世帯収入でも約300万円で2/3、約380万円で1/3の支援を受けることができます。
[NEWS.2]
寄付により運営している沖縄独自の福祉的視点の給付型奨学金
子どもに寄り添う給付型奨学金を運営する沖縄子どもの未来県民会議は、社会の一番の宝である子どもたちの将来がその生まれ育った環境によって左右されることなく、夢や希望を持って成長していける社会の実現を目指して設立されました。児童養護施設や児童自立支援施設・児童心理治療施設を退所する高校生、里親やファミリーホームの委託が解除される高校生のための給付型奨学金です。対象の人は是非活用して欲しい奨学金です。
[NEWS.3]
国の貸与型奨学金も利用しやすくなりました
これまで貸与規定が改善され、1万円刻みで利用できるようになりました。利息のない1種については条件をクリアしていれば申請者はほぼ採用となります。
[NEWS.4]
沖縄南部地域14市町村の貸与奨学金「南部振興会奨学生」
沖縄南部の14市町村(那覇市/糸満市/豊見城市/南城市/南風原町/与那原町/八重瀬町/渡嘉敷村/座間味村/粟国村/渡名喜村/南大東村/北大東村/久米島町)が合同で独自奨学金を貸与しています。進学先は、大学・短大・専門学校(専修学校専門課程)・高等専門学校いずれも対象。返済開始は貸与終了後6ヶ月を経過した後からスタートとしており、ゆとりを持って返済できるよう配慮されています。
[NEWS.5]
医学生・看護学生・薬学生は必見!沖縄民医連の奨学金
沖縄県民主医療機関連合会(以下:沖縄民医連)は「いつでも、どこでも、誰にでも、親切で良い医療と福祉を」という理念のもと、医療を学ぶ学生に対し、以下の貸与奨学金を提供しています。
[NEWS.6]
民間の奨学金もぞくぞく出てきています
■ Z会奨学金
大学1年次は年額102万円(入学一時金30万円と月額6万円)、大学2年次以降は年額96万円(月額8万円)を支給。「Z会が指定する大学への進学を希望する」者となっています。指定大学の情報はZ会ホームページで。
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■ キーエンス財団奨学金
大学新1年生を対象に125名を募集するキーエンス財団奨学金。月額8万円、最大4年間支給、学部学科の指定がないのも特徴です。募集は毎年2月頃。
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■ 奨学肉制度
ちょっと変わったところでは、頑張る大学生の食を支援するお肉の食べ放題の制度もあります。アルコールを除く全メニューを、1日1回いつ来店しても食べ放題との事。詳しくは奨学金サイト「ベッカク」で開示されています。
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