管理栄養士と栄養士の違い
栄養士も管理栄養士も食物・栄養のスペシャリストであることに変わりはありませんが、主に栄養士が健康な人々に対して栄養指導・管理を行うのに加え、管理栄養士は傷病者などのさまざまな症状や体質にまで考慮した栄養指導・管理を行います。また病院などの大型施設や特別施設では一定数の管理栄養士配置が規定されており、より高度な業務を行なうスペシャリストと言えます。
管理栄養士の合格率
2016年の管理栄養士の合格率は44.7%。しかし、新卒85.1%に対して既卒ではわずか5.4%と大きな違いがあります。養成大学ではしっかりとした国家資格対策講座を徹底しており、独学での合格は難しいことが表れていると言えます。栄養士資格を取った後、一定期間の現場経験を積んだ後管理栄養士試験の受験も可能ですが、やはり9.2%と合格率は低く4年制大学で学び現役で合格するルートが有利と言えます。
管理栄養士資格が取れる大学
管理栄養士国家資格受験資格が得られる養成校は日本全国で140校。そのうち国公立大学は22校(国立3校、公立19校)、私立大学111校となっています。また4年制専門学校でも受験資格が得られ、全国には7校の養成専門学校があります。残念ながら沖縄県内では管理栄養士養成校は無く、管理栄養士を目指すなら県外進学が必須となります。
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