ものづくり研究会vol.2
知っておきたい! ファッションプランナー
企画から販売まで、洋服づくりのすべてに関わる
ファッションプランナーの仕事を学ぼう!
ファッションプランナーとは、市場を調査し(マーケティング)、計画を立て(プランニング)、どのくらいの量を作り、生産コストなどを考慮しながらいくらで売るかなどを企画(プランニング)する仕事です。市場調査や消費者の好みの変化などから、多用な消費者のニーズに対応し、デザイナーやパタンナー、営業、販売など各部署との連携・調整も必要です。ひとつの洋服ができあがるまでをトータルに管理していく大変な仕事ですが、自分が企画した結果がストレートに返ってくるやりがいのある仕事でもあります。この仕事は、時代を先取りする実力とファッションだけに止まらない幅広い知識が要求されます。
■進路と就職先
まずは、服飾専門学校や大学の芸術工学部など服飾関連の学科で、ファッションに関する技術と知識を学びます。卒業後はアパレルメーカーや衣料品メーカーに就職し、実務経験を積むことが大切です。
■ファッションプランナーになるための資格
ファッションプランナーになるために、特に資格は必要ありませんが、デザインや制作に関する技術・知識を学んでいると、仕事を進めるうえで作業の流れを深く理解することができ、役立つことも多いでしょう。また、商品の企画・生産から流通まで、ファッションビジネス界で働く際に必要な基本知識や、市場の先行きを見越して企画を発案する能力をみる「ファッションビジネス能力検定」、ファッション販売の現場で必要な知識や技術を持ち合わせているかを総合的に判定する「ファッション販売能力検定」などの資格を取っておくと、就職の時に有利です。
■ファッションプランナーの適正
常に流行を先取りし、ファッションセンスが求められる世界ですので、流行の先端をいく話題のショップなどを見て回り、新しい情報を仕入れることも必要です。商品開発の方向性やコンセプトを確かな情報をもとに作り上げていくことが大切ですので、情報収集力や豊かな感性、好奇心旺盛であることが求められます。何より、洋服が好き、ファッションに興味がある、物づくりが楽しいという気持ちが大切です。
ファッションプランナーは、商品の企画から販売まですべてに関わる仕事です。企画の立ち上げから完成まで、ひとつの洋服ができあがる工程を体験しましょう!
これまで紅型作家やイラストレーターとのコラボ商品を生み出してきた琉球ぴらすが、「Double Volante」とのデニムコラボレーションを実現。ロングセラー商品「RPDV503シリーズ」を、自分の好みで生地やプリントの組み合わせを楽しめる「マイ・コーデ・カスタムデニム」としてリリースします。デニムは、穿き込むほどにその人の個性や表情が出てくる「育てる」洋服。自分だけの「マイ・コーデ・カスタムデニム」は、より一層愛着が湧きそうな予感がします。
【ものづくりの先輩 message】
株式会社 琉球ぴらす ファッションプランナー
伊東 高志さん
20代の頃は、東京でBMXのプロとして活動していました。その時、遊びでチームTシャツを作っていたのですが、次第に本格的になってきて仲間と会社を興しました。その後、妻の故郷である沖縄へ移住。まだ仕事が決まっていなかったので、妻の従姉に誘われて、琉球ぴらすで手伝いをするようになり、その後、本採用になりました。企画を立てる時に気をつけていることは、「流行をうまく取り入れつつ、自分の作りたいものをしっかり商品に落とし込む」ことです。また、「いつも沖縄を感じていたい」というのが琉球ぴらすのコンセプトでもあるので、沖縄の魅力・強い個性を商品に出していけるように意識しています。
【店舗情報】
琉球ぴらす 美浜デポアイランド店
TEL:098-926-6262
●北谷町美浜9-1
営業時間:10:00~21:00
琉球ぴらす 浮島通り店
TEL:098-863-6050
●那覇市松尾2-5-36
営業時間:11:00~20:00
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