チーム医療の重要な役割を担う医療技術系の仕事

■医療技術系の仕事とは？
医療分野の中でも工学的な専門知識や技術を必要とするのが「医療技術系の仕事」です。診療放射線技師、臨床工学技士、臨床検査技師などがあり、医療機器を使っての治療や治療前後の検査から医療機器の保守点検や管理まで行います。医療現場では、細分化・専門化が進んでおり、高度なチーム医療の一員として、医療技術者の重要性はますます高まってきています。

■医療技術系の仕事内容
＜診療放射線技師＞
診療放射線技師は、放射線治療やX線撮影、CT検査などを行います。人体に放射線を照射するには、放射線の特性や機器の特性を理解し、放射線量の適正や人体への影響を熟知していなくてはならない高度な技術を必要とする仕事です。
＜臨床工学技士＞
臨床工学技士は、医師の指示のもと、人工透析器や生命維持装置の操作を行い、医師とともに治療や手術への立ち会いも行います。また、機器の保守点検も医療工学技士の役割で、患者の生命に関わる高度な技術を必要とする仕事です。
＜臨床検査技師＞
臨床検査技師は、病院や医療機関においてさまざまな臨床検査を行う仕事です。血液検査や微生物検査などから、心電図検査、超音波検査などまで、高度な医療チームの一員として重要や役割を担っています。

■医療技術系の仕事に就くには？
診療放射線技師、臨床工学技士、臨床検査技師いずれも国家資格であるため、3年生以上の短大や専門学校や大学で専門的に学ぶことで受験資格が得られます。

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沖縄県では取得不可な資格もある。
医療技術系の資格のうち、臨床検査技師は琉球大学で取得可能ですが、診療放射線技師と臨床工学技士は沖縄県内では資格取得ができません。診療放射線技師や臨床工学技士を目指すなら沖縄県外の大学や専門学校への進学が必須となります。(2013.2.20)

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