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独特の色合いに魅了されました 藤尾 晶子さん

2013年08月02日

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沖縄で学ぶ島ないちゃー
沖縄県立芸術大学 藤尾 晶子さん

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interview

沖縄に行くことになったきっかけ
高校2年生のときに、美術が好きで染織などに興味を持つようになりました。本で染織について調べていくと、沖縄伝統の紅型に出会いました。沖縄にしかない、独特の色合いや力強さを感じ、深く学びたいと思い沖縄へ進学しました。

保護者との話し合い(沖縄へ行くときどういう反応だったか)
驚いた様子でした。海を超えていくので、何かあった時どうしようかと心配していたようです。でも、深くは干渉せずに「自分で考えて決めたことだから、自信を持ってやりなさい」と言ってくれました。

沖縄へ来てよかったこと
本でしか見たことのなかった沖縄を肌で感じることが出来ましたし、明るく親しみやすい沖縄の温かさを感じました。
それから雲が近くて、空がキレイです。夕焼けもキレイで、色彩を刺激されますね。あと海!キレイなエメラルドグリーンが素敵でした。

地元と違うウチナンチュ独特の習慣、驚いたこと
うちなータイム
集合時間にギリギリになってしまい、「みんな集まってるかな?」と焦って行くと15人での待ち合わせだったのに4人しかいなかった!(笑)
自分もそんなゆったりな沖縄の習慣に流されそうになるんですけど、今ではうちなータイムを理由に甘えないように、時間に厳しく意識できるようになりました。

生き物が大きい
コウモリが大きいです!最初カラスかと思いました。本土では街で見かけることもないし、手のひらサイズくらいなんですけど、沖縄は夜になるとあちこちに飛んでいるし、結構Big!!(笑)

下の名前で呼ぶ
自己紹介の時に「藤尾です」と答えると「名前は?」と聞かれたので名前も言うんだとビックリしました。
しかもすぐに下の名前で読んできたので、違和感がありましたがそのおかげなのかすぐに仲良くなれました。(笑)

初めて覚えたウチナーグチ
濃ゆい
沖縄の人は「濃い」を「濃ゆい」って言います。
先生が使っていたので、「あ、そーやって言うんだ」って。(笑)

だからよ〜(そうだね等あいづちに似た言葉)
最初は続きがあると思って、ずっと黙って待っていました。不思議な言葉です。

好きな沖縄料理
ちんすこう、もずく天ぷら、煮付け(てびち、三枚肉)
ちんすこうは地元にいる時から大好きです!でも、地元は種類が少ないけど沖縄は種類が多くて嬉しいです。(笑)
もずく天ぷらはスーパーで買って食べました。油っこいけど、そこが美味しい!
あと、ゴーヤーが苦手なんですけど、沖縄で食べるゴーヤーは美味しく感じます。(笑)

地元へ帰省するときに必ず持っていく沖縄土産
じゅーしぃおにぎり
最初コンビニで見つけて、「“ジューシー”なおにぎり」だと思ってました。
気になったので持って帰ると、炊き込みご飯みたいな感じですごく美味しくて、一つのじゅーしぃーおにぎりを家族で取り合ってました。(笑)
次回は作り方を覚えて、手作りを食べさせてあげたいですね。

紅型模様のクリアファイル
空港のお土産屋さんで買いました。紅型なので、珍しがられるしすごく喜ばれます。

これから沖縄で学ぶ人へのアドバイス・メッセージ
内地では基地問題が深刻に取り上げられていますが、実際はみんな優しく、暖かいし色彩豊かなところです。沖縄は勢いのある場所です。私は沖縄へきて明るくなれました。自分を自由にさらけ出せる最高の場所です。

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紅型との出会いで沖縄へ進学した藤尾さん。高校は普通科ということもあり、入試の際にはデッサンを習いに通っていたそう。入学したてのころは、高校から工芸を学んでいる人も多くスタートラインが遅く不安が多かったという藤尾さんですが、「努力を重ねて今では同じラインまでこれました」と自信を持って言えるまでに。学園祭などが近づいてくると、みんなで部屋に集まって作業をしたりワイワイと過ごす時間が楽しいそうです。まだまだ学生生活は長いですが、あっという間です。沖縄の伝統工芸を学んで、沖縄の人や本土の方にも伝えていって欲しいですね。頑張ってください!

ライフデータ

profile
藤尾 晶子 Shoko Fujio
沖縄県立芸術大学 美術工芸学部 デザイン工芸学科 工芸専攻 2年。
三重県出身、三重県立津東高等学校卒業。
沖縄伝統の工芸である紅型に魅了され沖縄へ進学した。現在は染織を学んでいる。

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