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最初は怖くても、みんな優しい|宮ヶ崎 智恵さん

2014年11月27日

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沖縄で学ぶ島ないちゃー
専修学校ビューティーモードカレッジ 宮ヶ崎 智恵さん

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interview

沖縄に行くことになったきっかけ
中学2年生の2月に、岩手県主催の小・中学生沖縄ツアーに参加したことがキッカケです。岩手は真冬なのに沖縄は空も海も青くて感動しました。暖かいしみんな優しいし、草木も年中生い茂っているし、目が痛いくらい自然が色鮮やかでいいところだなぁって思ったんです。進路はずっと美容関係に進みたくて、美容系は頑張り次第でどこの学校でも成長できるよと言われたので、それなら沖縄に進学しようと思いました。

保護者との話し合い(沖縄へ行くときどういう反応だったか)
特に反対はありませんでした。「就職したら旅行とかも行きづらくなるから、今のうちにやりたい事や行きたいところに行ったら?」と後押ししてくれました。「東京とかいくよりもお金かからなさそうだしね〜」って(笑)。

沖縄へ来てよかったこと
最初は何を言ってるのか全然分からなくて、友達ができるか不安でした。美容学校なのでオシャレな人も多くて可愛いし、友達同士のひとも多くて余計に緊張しました。でも実際、沖縄の子は喋り方がゆっくりでふわふわしてるし、沖縄の事や方言の意味を聞くと嬉しそうに教えてくれます。なんでも教えてくれる!逆に「今のは標準語でなんていうの?」って聞かれて教え合いしたりします。

地元と違うウチナンチュ独特の習慣、驚いたこと
時間にルーズ、うちなータイム
5〜6人で集合するときは、必ず1人は遅刻します。だけどそれにみんな怒らない!
最初は慣れなかったんですけど、「自分が遅刻しても怒られない」って考えると気にしないです。自分も空気読んで遅れたほうがいいのかな?って思いました。(笑)
それに梅雨時期とかは雨の日に「雨が降ってたので遅れました」というのが通じちゃう。みんな「しょうがないね〜」って感じになる。

言葉の使い方
上着は「着る」なのに、沖縄の人は上着を「履く」っていいます。どこに足通すの!?
それから「〜しましょうね」。(一緒に何かをするのではなく、〜しますという自己表示)引越し業者のおじさんが、「洗濯機置きましょうね〜」というので「え?私も?」って思いました。何のための業者?って(笑)

気温や生活環境などの違い
地元岩手の夏は、昼に30度になっても夜は16度とかになるんです。その生活環境で慣れていたので、寒くなると思って着込んでしまったのでのぼせて鼻血がでました…。沖縄は昼も夜も気温が全然変わらないです。
最近少し涼しくなったなぁって感じたんですけど、(取材時は11月、平均気温24℃くらい)クラスメイトがヒートテックを着ててビックリ!本当は半袖で登校したいけど、みんな秋物の可愛いファッションしているので「空気読んで!」って言われました。(笑)我慢して長袖着てます。(笑)

初めて覚えたウチナーグチ
しに◯◯(とても、超 同じような意味で「でーじ◯◯」)
入学したての時、今日とても暑ねって緊張しながら話しかけたんです。そしたら「しに」ってしか返事がなくて、「死ね」って言ってるのかな?って怖くなりました。(笑)
「でーじ」を使うのは知っていたんですけど、今は「しに」をよく使うって言ってました。

あがっ(痛い、どこかぶつけた時などに言う)
どんなに可愛い子でも、どこかにぶつけたりしたら「あがっ!」って言うのが面白い。ゴツイ!(笑)自分も「あがっ」って使いこなせるようになりたいです。

好きな沖縄料理
ソーメンチャンプルーは美味しい!あとにんじんが好きなのでにんじんしりしり〜も好きです!

実家からはお米をよく送ってもらいます。地元のお米は純米で美味しいです。純米に慣れていたので、沖縄の混合米は慣れませんでした…。(笑)

地元へ帰省するときに必ず持っていく沖縄土産
夏休みの帰省には紅いもタルト琉球ガラスのコップ、弟にさとうきび持って行きました。「何これ」って言われましたけど。(笑)
A-1ソース(アメリカのステーキソース)は珍しかったので買って帰りました。どうやって使うの?って聞かれたけど分からなくてネットで調べました。活用法をもっと習得して活躍させたいです。(笑)

これから沖縄で学ぶ人へのアドバイス・メッセージ
私も最初はとても不安でした。友達ができるか不安だし言葉もわからないし、気象もなにもかも違うし怖くて帰りたいと思っていました。でも沖縄の人は優しくて暖かい、沖縄の文化もいっぱい教えてくれるし、学ぶこともたくさんあります。進学したら、絶対に充実できるし青春できます!

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沖縄エピソードを次々と語ってくれた宮ヶ崎さん。雪国である地元岩手と南国沖縄の違いをとても楽しんでいるようでした。将来は国家試験に合格して東京都内で就職し、美容の腕を磨きたいとのこと。また、沖縄のリゾートブライダルにも興味があるようで、いずれは沖縄へ戻って「リゾートブライダルをしながら老後も沖縄で過ごせたらいいな」と夢を膨らませていました。素敵な夢をぜひ叶えて下さい。応援しています!


life


profile
宮ヶ崎 智恵 Chie Miyagasaki
専修学校ビューティーモードカレッジ 美容科 1年。
岩手県出身、岩手県立宮古商業高校卒業。
沖縄の子がゆっくりと喋るので、普段からゆっくり喋るよう心がけているとか。「もとが早口なので、早口で喋っちゃうと聞き返されます。(笑)」

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