地元進学した先輩のメッセージ
サイ・テク・カレッジ那覇 大嶺 秀太くん
1年次に作ったのび太の家は、慣れない作業だった事もあり夜遅くまで残って制作したことも。
2年次に作った屋久杉を用いた家は、順調に制作が進み、模型としての正確さも増した。
地図に形として残る誇りある仕事
建築士デビューを果たす、その日を夢見て
土木関係の仕事をしている父親の影響もあり、技術職に就きたいと思うように。そして、高校生のとき、建築士になることを決めた。就職活動がスタートしたいま、大嶺くんは卒業した先輩からアドバイスをもらいながら会社の情報収集をし、就職に向けて準備をしている。「まずは施工会社に勤めて現場で働き、経験を積んで実践的に学んでいきたいと思っています。将来的には建築士になりたいので、まずは卒業後、二級建築士の国家試験を受ける予定です」と話す。なぜ、建築士を目指すことを決めたのか。そこには『自らが手がけた建物が、地図に形として残る仕事をしたい』という野望があった。授業については、「先生の話、家を設計するためのソフトCAD、製図の作り方など、すべての授業が新鮮でした。なかでも、グループで取り組む模型作りは楽しい思い出のひとつです。ドラえもんに出てくるのび太の家や、屋久杉を利用した家を作りました。作りながら、ものづくりの楽しさに気付き、設計をする上で大切なことを学びました」と話してくれた。最終的な目標は一級建築士になること。そのためには、二級建築士の試験に合格し、実務経験を4年積んだ上での一級建築士国家試験受験が必要となる。「基礎的な知識をしっかり身につけて、安全第一で仕事と向き合っていきたいと思います」と決意を見せてくれた。
大嶺 秀太 Syuta Oomine
1996年生まれ。那覇工業高校卒業。サイ・テク・カレッジ建築デザイン科1年。将来を見据えた人とのネットワークの構築やコミュニケーション能力を高め、社会人として大切なことも在学中に身につけた。スカイツリーなど、有名な建築物への関心も高まっている。