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決して諦めない気持ちが夢への第一歩|富村 あんりさん

2013年11月19日

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地元進学した先輩のメッセージ
専修学校 サイ・テク・カレッジ 富村 あんりさん

STC1

はにかみながら、一言一言丁寧に話してくれる富村さん。
「両親には本当に感謝しています。大学を卒業して就職したら食事をご馳走したいです」

interview

「絶対に研究者になる」という
決して諦めない気持ちが夢への第一歩

STC2
本格的な研究所で使用されるというマイクロピペット。数値を入力することで正確な分量を採取することができる。小サイズは100〜1000マイクロリットルと、超微量もOK!

子どもの頃から生き物が好きで、高校生の時に生物工学の道に進みたいと思い琉球大学への進学を目指していた富村さん。1年浪人して頑張ったが、あとひと息及ばず、就職を考えはじめた。就職する前に専門的な知識を身につけようと専門学校を探していた時に出会ったのがサイ・テク・カレッジで、琉球大学への編入学ができると知って入学を決めた。「両親に迷惑を掛けて申し訳ないし、自分でも諦めが悪いと思ったんですけど、どうしても諦めきれなくて」と富村さん。就職に向けた勉強もしながら、「もう1回だけチャレンジ」と自分を奮い立たせ、編入学試験の勉強を両立させた。そして今年、見事に琉球大学農学部亜熱帯生物資源学科への編入試験に合格。「家族も喜んでくれたし、諦めないで本当に良かった」と笑う。また、サイ・テク・カレッジでは座学や資格試験の勉強だけではなく、研究所でやるような本格的な実験ができたことも貴重な体験だったと話す。大学で勉強したいことを尋ねると、「今まではビフィズス菌などの微生物について研究したいと思っていたけれど、植物にも興味があって」と決めかねている様子。「中学生のころ眠れない時期があって、おばあちゃんが勧めてくれたクワンソウなど、沖縄にはまだまだあまり知られていない面白い植物がいっぱいある。探して、効用を研究し、肥満対策や栄養補給などのサプリメントの開発にも携わってみたい」と希望に胸を膨らませていた。



profile

富村 あんり Anri Tomimura
1992年生まれ。那覇国際高等学校卒業。サイ・テク・カレッジ生物工学科2年生。高校生の頃から思い描いていた「研究者になりたい」という夢に向って、一歩一歩前進している。専門学校で様々な資格を取得できたことも財産と話す。

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