キャンパスライフレポート
沖縄県外で頑張るうちなーんちゅ
国際医療福祉大学 上地 美佳さん
県外に出て、宮古島のことがもっと好きになった。
将来は沖縄で言語聴覚士として働きたい!
「夏休みに沖縄に帰ったとき、宮古島の海や星空はこんなにも綺麗だったのかと思いました。いつも当たり前に見ていた風景の美しさに気づけたのは県外に出たからこそだと思います」。そう語ってくれたのは国際医療福祉大学で言語聴覚士を目指して学ぶ上地美佳さん。障害を持つ親戚の姿を幼いころから見ていたことがこの大学へ進むにきっかけとなった。「その子の手助けをしてあげたいと思って、中学生のときからリハビリ系の分野で働きたいと思っていたんです。県外の大学に進むことは両親も応援してくれました」。沖縄を離れ、今までは感じなかったことに感謝するようになったという。「今こうやって県外で勉強できるのは、家族がいるからです。私を支えてくれるみんなに恩返しをするためにも、今は学校の勉強を一番頑張らないといけないと思っています。昔に比べて何事にも甘えなくなったし、妥協もしなくなりました。なんとしても国家試験に合格し、卒業後は沖縄に帰って働きたい。仕事をしながらバスケットボールのコーチをするのが私の目標です。目先の楽を考えないで、自分の夢に向かってこれからの大学生活も頑張ります!」。
上地 美佳
沖縄県立宮古高等学校出身。国際医療福祉大学 福岡リハビリテーション学部 言語聴覚学科2年。
大学ではバスケットボールサークルに入り、週に2回、練習に励んでいる。「サークルに入ったことで交友関係が広がりました。バスケットはこれからも続けていきたいですね」。
【保護者からのメッセージ】
自分の言葉で話ができるようになって、美佳の成長を感じています。小さい頃から男の子みたいに活発な子で、今もそのまま大きくなった感じです。小児ぜんそくがあったので、少し病弱な面もありました。大好きなスポーツで鍛えて、ずいぶん丈夫にはなったんですけど、今も風邪を引きやすいところがあるので、それだけは心配ですね。連絡も頻繁に取り合っているし、本人もしっかりしてきているので、生活面では特に心配はありません。学校にも慣れてきて楽しく過ごしてると思いますが、なかだるみせず、体に気をつけて頑張って欲しいです。
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この記事は「GO TO SCHOOL!!夢実現マガジン」2012年7月号より転載しています。