キャンパスライフレポート
沖縄県外で頑張るうちなーんちゅ
ESP学園：金城 幸大くん
昨年完成したばかりの新校舎で作業する金城くん。「ギター製作の授業が一番好きです」。
好きな事を学ぶ事ができる幸せ
家族や友人、クラスメイト、すべての人に感謝しています
高校に入りクラスメイトに誘われたのがきっかけでギターを始めた金城くんは、たちまちギターの魅力に引き込まれた。そしてギターをもっと知りたいという思いに駆られ、ギターの製作・リペア・改造とプレイヤーとして演奏も学べるESP学園への進学を希望した。両親との話し合いの結果、経済的援助はできないが自分の力で進学するのであれば構わないという許可を得、高校卒業後の一年間は働いて貯金をし、入学後は朝日新聞の朝日新聞奨学制度を利用して学費を賄う事に決めた。朝刊・夕刊の新聞配達の仕事は時間の制約があるため想像以上に大変だという金城くんだが、それよりも予想を上回っていたのはESP学園の授業だった。「ギターの事を少しは知っているつもりでいたけれど、知らない事だらけで学べる事に喜びを感じます。何より自分の好きな事に携わり、音楽が好きなクラスメイトと一緒に学べるこの環境はとても恵まれていると思います」。クラフトの授業では年間1本から2本のギターを製作する事ができ、現在は2本目のエレキギターを製作中。卒業後は工場や工房に就職して技術を磨き、将来は沖縄に帰って自分の工房を持つ事が夢だと語る。
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| 沖縄でバンドを組んでいたメンバーとの写真。「沖縄から旅行のお土産や手紙を送ってくれて嬉しいです」。 |
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| 両親から贈られた20才の誕生日祝いのメッセージ。食材が送られる際に同梱されているお母さんからの手紙は大切に保管している。 |
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| 入学して1番最初に作ったストラトキャスタータイプ（右）と 現在、製作中のレスポールタイプ（左）。 |
金城 幸大 Koudai Kinjo
沖縄県立美里工業高等学校出身、ESP学園 ギタークラフト科プレイヤーコース2年。「ESPは音楽業界に携わる人のためにある学校だと思います。ハイレベルな環境で学ぶには最高の場所だと思うので、この学校に進学して本当に良かったです」。
【保護者からのメッセージ】
金城 優子さん
自分を大事にして
思う様にやってくれたらと思います。
小さい頃から優しく大人しい物静かな子で、高校から軽音楽部に入って音楽を演ると言い出した時ビックリしました。高校に入学してからは自分で考えて行動する様になりましたね。工業高校に進学して音楽を始めた事が進路に繋がったのかな? 進学についての話合いで卒業後に一旦本土で働いて学費を稼いでから新聞奨学制度を利用する事になりました。朝晩新聞配達をしながら学校に通うのはとても大変みたいですけど、自分の子ながら誇りに思うし尊敬します。自分達の子供に生まれてくれてありがとう!
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