キャンパスライフレポート
沖縄県外で頑張るうちなーんちゅ
関西国際大学：大城 由莉さん
「幼稚園教諭をめざし、大学併設の保育園で週一回ボランティアをしているという大城さん。「この大学は海外研修が必修なんですが、私はミャンマーの幼稚園に行く海外プログラムに参加したいと思っています」。
沖縄出身の先輩に声をかけられ、
大学を案内してもらった事で入学を決心。
幼稚園の先生をめざし勉強中の大城さん。県外に出たのは「就職のタイミングだと、きっと周りについていけない。県外を知るなら学生のうち!」と考えたから。
それに、一足先に関西の大学に進学していたお姉さんを頼りにしていたのだ。ところが肝心のお姉さんは就職で東京へ行ってしまった。それでも大城さんが不安にならなかったのは、オープンキャンパスで出会った沖縄出身の先輩のおかげだという。「『沖縄から来たの? 高校も隣だ!』って声をかけてくれ、半日くらい大学を案内してくれたんです」。
どこを歩いていても仲間から声をかけられる先輩と一緒に過ごすうち、「ここなら大丈夫」と確信した大城さん。実際彼女も今では、多くの県外の友人に囲まれ楽しい大学生活を過ごしている。「苦手だった人前に立つ事も、すっかり平気になりました。この大学の授業はアクティブラーニングといって、グループごとに議論したり発表するのが基本。それに鍛えられたのかな? 今年は学生メンターとして1年生の授業のサポートもしています」と笑顔の大城さん。彼女もそのうち、この大学へ見学に来た沖縄の高校生を、笑顔で勇気づける先輩になるのかもしれない。
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| 沖縄を出るにあたってお守りにと購入したシーサー。自宅の玄関に飾っている。 |
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| 友達から贈られたアルバム。「『寂しくなるから行かないで!』と言いながらも、プレゼントしてくれました」。 |
大城 由莉 Yuri Ohshiro
沖縄県立前原高等学校出身。
関西国際大学 教育学部 教育福祉学科 こども学専攻 教育・保育コース2年。三姉妹の末っ子として育つ。幼稚園教諭をめざしたのは保育士だった母の影響。特別支援学校教諭免許がめざせる事も魅力でこの大学へ。
【保護者からのメッセージ】
大城 常雄さん・郁恵さん・青那くん（8か月）
長いようで短い大学4年間。
健康に気をつけて思いっきり楽しんで!
元気で明るい由莉は高校の頃から友達が多く、大学でもすぐに友達ができた様子でした。電話やメールでもすっかり関西弁で話すようになって、大学生活を満喫しているようで何よりです。野菜嫌いなので、食事面を一番心配していますが、少しづつ自炊ができるようになっているようで安心しました。自分の意見をきちんと伝えられるようになって、沖縄に帰ってくるたびに成長を感じます。家族が由莉のことを一番応援しています。残りの大学生活、悔いのないように過ごしてね!
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