キャンパスライフレポート
沖縄県外で頑張るうちなーんちゅ
広島コンピュータ専門学校:上地 健弥くん
「くじけそうになったときは『何のために沖縄を出て広島で頑張っているのか』を考えて、気持ちを奮い立たせるようにしています！」
数時間の舞台にかけるたくさんの人の想い。
喜びを共有できる舞台の裏側が楽しい！
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| 実習で使用しているヘッドフォンと皮の手袋。「専門的に音響のことを学ぶようになってから以前より音楽をたくさん聴くようになりました」。 |
高校時代に行っていたエイサーの舞台活動を通じて、たくさんの人と舞台を作り上げる楽しさを知ったという上地健弥くん。一度きりしかない舞台に情熱を持って取り組む演出や音響の「プロ」から大きな影響を与えられたという。「現場で交わされている専門用語や機材を操る姿がかっこよくて、自分もあんなふうになりたい！と憧れを抱きました。舞台に関わる仕事がしたいと思ったのも自然な流れでしたね」。
そんな上地くんは現在、PAエンジニアを目指し広島コンピュータ専門学校で音響技術を学んでいる。「充実した施設の中、現場で活躍している先生方から直接学べること、舞台機構調整の国家資格が取得できることがこの学校を選んだ決め手でした」。
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| 高校時代に所属していた琉球国祭太鼓の後輩からもらった色紙。「宮古島を離れるときにみんなからもらいました。読み返すと元気になれます！」 |
広島に来て4ヵ月、自分の夢に向かって進んでいる毎日がとても充実しているという。「こんなに恵まれた環境に居ることができるのも沖縄の家族や友達のおかげ。ここでしっかり学んで一人前のPAエンジニアになることが僕の目標です。そしていつかは、宮古島に帰って今までお世話になった人に恩返しがしたい。宮古島をもっと魅力的な場所にするということも僕が抱いているもうひとつの夢です」。
上地 健弥 Kenya Uechi
沖縄県立宮古工業高等学校出身。
広島コンピュータ専門学校ビジュアル科音響技術コース1年。
「学校や寮でできた他県出身の友達は、個性的で楽しい人ばかり（笑）。
沖縄とは違う文化や考え方に触れることができるのも県外へ進学してよかったと思うことです」。
【保護者からのメッセージ】
上地 悠子さん
フェイスブックを利用して近況報告。
成長する健弥を頼もしく思ってます
踊ることが好きで、子どもの時には地域の和太鼓サークルに入ったり、高校からは琉球國祭り太鼓に入って頑張っていましたね。好きなことには真っすぐで、活発な子どもでした。宮古島は小さい世界なので、県外に出ることは大賛成です。進学先についても、親の負担にならないように、離島出身者への特別制度や条件を色々調べて決めたみたいです。バイトも掛け持ちして、自分で道を切り開いていく姿を頼もしく思っています。周りへの感謝を忘れず頑張ってね。
この記事は「GO TO SCHOOL!!夢実現マガジン」2012年10月号より転載しています。