キャンパスライフレポート
沖縄県外で頑張るうちなーんちゅ
愛知学院大学：渡慶次 星さん

「一人暮らしをしたり、興味のある場所に出かけてみたり。県外で色んな経験をしてみたかったので大学入学前からこっちに来るのが楽しみでした」。
県外で自分がどれだけできるのか、これからもいろんな事にチャレンジしたいと語ってくれた。

最初は緊張していた大学生活。
今はたくさんの友達に囲まれて充実しています

「親戚のおばあちゃんが亡くなったとき、小学生ながら将来は人を助けることができる医療系の仕事に就きたいと思ったんです」。薬剤師を目指したきっかけを話してくれた渡慶次さんは、愛知学院大学の薬学部で学ぶ2年生。自分の夢に向かって頑張る姿に、両親も県外への進学を快く応援してくれたそうだ。「県外の大学に進学するにあたって、両親とは主に奨学金について話し合いました」。期待に胸を膨らませていた入学当初。大学でできた友達との出会いのエピソードを聞かせてくれた。「入学式直後のテストの時、ボールペンしか持ち合わせていなかったので、勇気を振り絞って隣の子に声を掛けてシャーペンを借りたんです。それまで自分から人に声を掛けた事がなかったので、その時はとても緊張しました。その“シャーペンの子”は、今では一番仲の良い友達なんですよ。それまでやった事が無かった勇気を出して自分から行動するという事。今は毎日がそんな経験の連続なので、入学時に比べると成長できているんじゃないかと思います（笑）。だから沖縄の高校生の皆さんにも勇気を出して県外に飛び出してみて欲しいなって思います」。

渡慶次 星　Akari Tokeshi
沖縄県立那覇国際高等学校出身。愛知学院大学 薬学部 医療薬学科２年。現在は楠元キャンパスで学んでいる。「小さい頃からの夢を実現するために、大学で精一杯学びたい。県外へ出て視野を広げることも勉強のひとつだと思います」。

【保護者からのメッセージ】
渡慶次 恵美子さん

大変な事も多かったけど
経験を糧に頑張って。
小さい頃から手のかからない子で、「勉強しなさい」と言わなくても自分から進んで勉強していましたね。小学校の入学式前日におばあちゃんが亡くなって、入学式と告別式が重なってしまったのが印象に残っていたみたいで、それから医療関係の仕事を目指すようになったようです。小学６年生から高校のインターハイまでバスケをしていたので、進路選びなど受験は大変でしたね。身体に気をつけて、無理のないように目標に向かって頑張って。