キャンパスライフレポート
沖縄県外で頑張るうちなーんちゅ
羽衣国際大学：川平 知佳さん

夢に向って努力することの大切さや家族のありがたみ、
働くことの厳しさ。いろんなことを学びました。

大学野球部の部員との1枚。約50人の部員をサポートするマネージャー業を楽しんでいる姿がうかがえた。

羽衣国際大学3年の知佳さんと弟で同学1年の拓夢くんは、野球を愛するうちなんちゅ。高校時代は、同じチームでマネージャーと選手という立場から練習に励んでいたという。知佳さんは大学でも野球部のマネージャーを続けている。「栄養面からも選手をサポートしたいと思ったことが食について学びたいと思ったきっかけです。大阪は旅行などで何度か来たことがあり馴染みがあったので、県外の大学に進学するなら大阪でと考えていました」。パンフレットを見比べて大学選びをしたという知佳さんに、実際の大学の雰囲気を聞いてみた。「授業は少人数で行われることが多いので、アットホームで先生との距離が近いんです。学部の先輩にもたくさん助けられました」。卒業後はスポーツ分野への就職を視野に入れ、管理栄養士の国家資格を取得するための努力を続けている。「入学当初はホームシックにもなりましたが、その分家族や友達の大切さを感じましたし、アルバイトをはじめたことで、働くことの厳しさも知ることができました。親元を離れて生活することは人生のなかの貴重な経験。自分と向き合う良いきっかけにもなると思います」。

高校の野球部部員からの労いのメッセージが書かれた色紙。拓夢くんが引退したときは校名入りの野球ボールをもらったそうだ。

「管理栄養士の国家資格を取得するための勉強はとても難しいですが、自分の夢のために諦めずに頑張っていきたいです」。

川平 知佳　Chika Kawahira
沖縄県立美里高等学校出身。羽衣国際大学 人間生活学部 食物栄養学科3年。「高校時代にお世話になった野球部の監督は、厳しいけれど、優しい方でした。監督のおかげで精神的にも強くなることができました。今でも就職の相談に乗ってくれて、心強い存在です」。