キャンパスライフレポート
沖縄県外で頑張るうちなーんちゅ
崇城大学:川満 洋平くん
島にいたら可能性を縮めていたかもしれない。
大学って世界が広がる、特別な場所だと思う。
宮古島市伊良部出身の川満洋平くん。よく似合っているキャップ帽は、ダンス留学していた友達からのアメリカ土産だ。「彼はストリートダンス仲間。ほかにも原付バイクで日本一周したり、中国やカンボジアまでバックパッカーで旅行したヤツなど、大学に来てから自分のやりたいことを貫く友達ができ、刺激を受けました。大学って世界が広がる特別な場所だと思う。伊良部島にいたままだと、周りに何もないから何もできない、と自分の可能性を縮めていたかもしれない。僕も将来面白い先生になれるよう、ここで色々なことに挑戦中です」。そう、川満くんの将来の目標は理科の先生になること。「面白い実験をする、ちょっと変わった先生」として、沖縄の中学生に生物学の面白さを伝えたいと考えている。なにより川満くん自身が、珍しい石や植物集め、機械部品の分解に熱中した子ども時代を過ごした典型的な理系男子。崇城大学を選んだのも、微生物を研究する個性的な学科があることに惹かれたからだ。現在は、教授の指導のもとカビの遺伝子を研究。「これまで誰も知らなかった、新しいことを知りたい」。伊良部にはいなかった川満くんが、ここにはいる。
川満 洋平 Yohei Kawamitsu
沖縄県立伊良部高等学校出身。崇城大学 生物生命学部 応用微生物工学科4年。県外に進学してよかったことは、友達がたくさんできて視野が広がったこと。研究室仲間、サークルのダンス仲間、県人会を通じた沖縄仲間と、付き合いは広い。「県人会では沖縄料理店で盛り上がったり、エイサーを踊ったりします」。
【保護者からのメッセージ】
川満 恵辰さん・恵美子さん
健康が一番なので、
いつも健康に気を付けて頑張って。
小学校からバレーボールを始めましたが、いつもコートの外でもじもじしているような子どもでした。高校になってキャプテンに指名されてからはぐんぐん力を付け、自分で考え、自分で選択するということが身に付いたようです。県外への進学は反対はせず、むしろ自分を成長させるためにも良いことと思っていました。大学ではダンスを始め、去年参加したオレゴン州への留学で視野が広がり、更にひと回り成長したと感じています。今となっては安心して見ていられます。健康にだけは気をつけて。