キャンパスライフレポート
沖縄県外で頑張るうちなーんちゅ
城西国際大学:神里 由香利さん
小さな頃から沖縄民謡を学び、沖縄を離れた今もDVD教材を見て練習をするのだとか。家族から送ってもらった沖縄の食材は、いつも届くのを楽しみにしているそう |
スペイン語の勉強やボランティア活動。
大学時代にしかできない経験を積み重ねたい
取材日の翌月から1年間のスペイン留学を控えていた神里さんが語学を学びたいと思ったのは、小学生の頃の出会いがきっかけだった。「沖縄を拠点に活動されている池間哲郎さんの公演を聞いてボランティアに興味を持ちました。貧困に苦しむ世界中の子どもたちの存在を知り、私も何か役に立ちたいと思ったんです。スペイン語は英語・中国語に次いで世界で話されている言語。スペイン語が話せるようになれば、ボランティア活動の幅も広がるので専門的に学びたいと思いました」。学校の進路指導室で興味のある分野の大学を調べ、ボランティア活動や海外留学に実績が多い、城西国際大学への進学を選んだという。「内地に出ることを反対していたおばあちゃんと一番よく話合いました。今は家族全員が応援してくれています。県外への進学も1年間の留学も家族がいるからできること。沖縄を離れて環境が変わったことで、家族により感謝ができるようになりました」。大学卒業後は沖縄に戻って働きたいと話す神里さん。「大学の4年間は本当に貴重な時間。語学勉強もボランティア活動も、今しかできないことを精一杯頑張りたいです」。
神里 由香利 Yukari Kamizato
沖縄県立向陽高等学校出身
城西国際大学 国際人文学部 国際交流学科2年
「千葉県に来てすぐの頃は、電車の乗り換えが難しかったです(笑)ホームシックになったときは、こっちにいる沖縄の人と寂しさを分かち合って乗り越えました」
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