キャンパスライフレポート
沖縄県外で頑張るうちなーんちゅ
関西国際大学:池間 碧さん
子どもたちの成長を間近に見ることが喜び。
教え子をいつも笑顔にする、そんな先生になりたい。
今年の3月には戦争体験者の証言を元にした絵本「美ら島ぬ思い」を制作。完成後には新聞社から取材を受けた。今後は子ども向けの読み聞かせを企画する予定だ。 |
「私がホームシックから抜け出せたのは、千の会で出会った仲間のおかげだと思います」。
池間碧さんが所属する “千の会”は、沖縄の戦争体験者の声を語り継ぐために立ち上げられた学生サークルだ。今年で創設5年目、17名のメンバーで構成され、その半分は沖縄出身者。現在は池間さんがサークルの代表を務めている。「メンバーと一緒に活動をすることで寂しさを忘れることができました。あのころ、私にとって千の会が癒しの場でした」。本来の自分を取り戻してからは精力的に活動をしてきたそうだ。
学業面では昨年、一ヶ月間の教育実習を経験した。
「母校の小学校で子どもたちと触れ合ってとても楽しかったです。自分の課題を見つけることができたし、たくさんのことを学びました」。子どもたちの成長を身近に見ることが自分の喜びでもあると話す池間さんの将来の夢は、小学校の先生になること。「小学校のころ、私が勉強でつまずいたときに担任の先生がとても親身になって指導をしてくださいました。そのおかげで解けなかった問題も解けるようになって。私も先生のように一人ひとりの学生と真っ直ぐに向き合える教師になりたいです」。
池間碧 Midori Ikema
沖縄県立八重山高等学校出身。
関西国際大学 教育学部 教育福祉学科 こども学専攻4年。
大学の合格発表の前日にお父さんを亡くした池間さん。「沖縄に留まることも考えましたが、応援してくれる人や父のためにも自分の夢を叶えようと思いました」。
【保護者からのメッセージ】
池間 史江さん
自立したしっかり屋さんです
たまには家族も頼ってね
高校1年の時に夏休みの1ヶ月間アメリカにホームステイしたのをきっかけに、海外に興味を持ち始めたようです。本当は高校卒業後に海外へ留学するつもりでしたが、家の事情で今回は国内の大学進学となりました。県外に出ることは子どもの頃から家族で話していたことなので大賛成です。これからも元気で、自分のやりたいことに進んで欲しいと思ってます。今後の活躍を楽しみにしています。どこへでも着いて行くからね。
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