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知っておきたい入試制度【その2】得する豆知識

2015年02月25日

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知っておきたい入試制度
得する豆知識

1.全国より高い、沖縄の大学の競争倍率
大学進学の割合を見ると、沖縄(37.7%)と全国(53.8%)では大きな開きがあります。これは学力の差よりも地域性が大きく影響していると思われます。沖縄県内の大学・短大の定員は4,337名で、沖縄の高校3年生総数(14,649名)に対する大学許容量は29.6%となり、浪人生や県外からの受験者を考えると狭き門といえ、高い競争率を意味します。全国的には全入時代と言われて久しいですが、県内進学を目指す受験者にとっては全入にはほど遠い現実があります。
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2.県内大学のフリーパス制度を活用!
フリーパス制度とは、同一年度内にAO入試や推薦入試、一般入試等、複数回出願する場合に2回目以降の受験料を無料にする制度で、県内私立大学の多くが採用しています。例えば沖縄国際大学だとAO入試、推薦入試、一般入試前期、後期に加えセンター試験利用入試前期、後期を合わせると6回の受験機会があり、通常なら合計148,000円の受験料となりますが、フリーパスを利用すると30,000円ですべての受験が可能となります。複数回チャレンジする人は是非
活用したい制度です。
■フリーパス制度を採用している県内大学
沖縄大学/沖縄キリスト教学院大学/沖縄キリスト教短期大学/沖縄国際大学/沖縄女子短期大学(学名順)

3.学費全額免除となるスカラシップ(特待生)入試を狙う!
スカラシップ入試制度とは、入試の成績が優秀な学生に対して学費の全額や半額を免除する事を前提とした入試の事です。「特待生入試」と呼ぶ学校もあり、個別入試として出願する場合と、推薦入試や一般入試等として出願し、成績上位者に対して免除するタイプがあります。ほとんどの大学が取り入れており、200名以上を受け入れている大学もあります。成績上位者となるため高いハードルとなりますが、是非チャレンジしてほしい制度です。

4.沖縄からの受験生を対象とした学費免除の特別入試!
県外の大学では、沖縄県の受験生のみを対象とした特別入試を実施している大学や専門学校もあります。また、沖縄県に限らず遠隔地からの受験生に対する制度の場合もあり、沖縄からの受験生はほぼ対象となります。合格者には特別奨学金や学費免除等が約束され、県外進学で一人暮らしを余儀なくされる沖縄の学生にとってはありがたい制度です。

5.1回の試験で複数の学部学科に出願できる!全学部入試制度!
全学部入試制度とは1回の試験で同一大学の複数学部や学科に同時に出願できる入試制度です。一般入試の前に実施されることが多く、2学部目からは受験料が減額されるのも特長です。同一大学に希望する複数の学部学科がない場合は別ですが、合格機会が増えるのは間違いありません。

6.沖縄県内で受験できる地方入試制度!
一般的に大学を受験する場合は、大学が所在する地域まで出かけて大学内で受験しなければいけませんが、沖縄県内に受験会場を設けている大学も多数あります。県外大学を沖縄県内で受験できるということは、交通費や宿泊費を節約できるだけでなく、慣れない土地での精神的な負担も軽減できるため大きな利点となります。

7.離島の高校生のための地方入試制度!
沖縄の大学でも宮古島や石垣島等の離島からの高校生のために、現地に赴いて入試を実施しています。また、本島内でも遠方となる地区の高校生のために各地区で入試会場を設けている場合もあります。下記の表を参考に各大学の入試要項を取り寄せてチェックしましょう。
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進学後のことも今から考えておこう!

奨学金で月々の支払いが可能!学費分割制度!
一般的に学費の納入は半期ごとにまとめて一括前払いとなり大きな負担となるため、千葉商科大学は学費の分割制度を取り入れて毎月々支給される日本学生支援機構等の奨学金を学費納入に活用する事ができるよう配慮しています。県内の専門学校でも可能としているところも多く、今後ますます増えてくる事が予想されます。この制度は公開していない場合も多く、学生の相談に応じて対応している場合もありますので、志望校に直接問い合わせてみましょう。

これは助かる!寮費無料、家賃補助制度!
県外の大学や専門学校では、地方からの学生に対して無料で学生寮を提供していたり、大阪国際大学のように月々の家賃の補助をしている学校も多数あります。この制度は必ずしも沖縄の学生だけが対象となるわけではなく希望者も多いため、早めに申請する事が重要です。

意外に安い県外地方の家賃
県外進学の場合、毎月の出費の大きなウエイトを占めるのが家賃です。県外は高いイメージがありますが、地方都市の場合は意外に安い事に驚きます。大学が学生寮を運営している場合はもちろんですが、近隣のアパートと格安で契約している場合も多いので、志望校の入試担当者に問い合わせてみましょう。