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返還免除の沖縄県給付型奨学金がついにスタート

2016年04月07日

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沖縄の高校生のための給付型奨学金がスタート

近年、奨学金の問題が新聞やネットでいろいろ取り沙汰され、公的な給付型奨学金の必要性が高まってきています。2012年には北九州市が、2014年には京都市が、2015年には長野県と宮崎県が、2016年には世田谷区・札幌市・福岡県が・・・と、続々と給付型制度がスタートしています。そしてついに沖縄県でも給付型奨学金が創設されることが決定しました。

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沖縄県の給付型元年となった2016年の奨学金は、2017年入学の高校生が対象となります。給付額は月々70,000円を4年間に渡り給付されます。採用人数は25名、県外の指定大学に進学を希望する生徒とされています。

指定の県外大学とは?
沖縄県の給付型奨学金は、成績優秀でありながら経済的理由で進学を断念せざるを得ない生徒を救済する意味合いで創設されたため、進学先の大学が2014年に国が選定したスーパーグローバル大学に指定されています。下記表のトップ型大学13大学、グローバル牽引型大学24大学が対象となり内2大学は大学院大学ですので、高校生が対象となるのは計37大学が実質的な対象です。
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申請から採用までの流れ
沖縄県の給付型奨学金に申請するには、在学する学校長の推薦を必要とし、申請後に選考委員会による面接や小論文審査などの選考を経て採用となります。申請時期はまだ発表されていません(2016年4月時点)が、高校在籍時に採用発表がされるとされています。当たり前のことですが指定大学に合格して初めて奨学金が支給されることになります。
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奨学金の給付時期
沖縄県の給付型奨学金は、進学後年間4回に分けて5月頃をスタートに数ヶ月分をまとめて給付する予定です。何月に給付されるのか、何ヶ月分が給付されるのかまだ未定ですが、単純に予測すると、5月に3ヶ月分210,000円、8月に同じく210,000円、続いて11月、2月に給付されると思われます。また、入学金などの入学前の費用を必要とする生徒には、指定大学合格後3週間以内に先行支給も検討しています。
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他の奨学金との併用も可能
さらに特徴なのは、日本学生支援機構奨学金などとの併用が可能とされている点。県外進学の場合には学費以外に生活費も必要となりますので、沖縄県の給付型奨学金と併用することで自立進学が十分に可能となります。

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