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めざす自立進学

2013年02月15日

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働きながら学ぶ自力進学の道

奨学金や教育ローンを利用しての進学が難しい場合は、働きながら進学する方法もあります。
仕事と勉強を両立していく のは並大抵のことではなく、それなりの努力と覚悟も必要になります。しかし、やり通せた時の充実感と社会的な評価は高いので、内容を十分掌握した上で検討し、家族で話し合ってみましょう。

専門学校に多い就職進学制度

調理系や美容系、観光系などの分野では、提携先の企業で働きながら学べる制度を設けている学校もあります。
給料はもちろん、住居や食事も格安で提供してくれる場合もあります。昼間は授業を受け、夕方から夜にかけてバイトをする生活になりますので、ウィークデーは厳しいスケジュールとなりますが、学ぶ分野に関連する仕事である場合が多いので、最前線の現場経験は得られるものが大きく、就職の際にも有利となります。

学費負担の軽い夜間部はおすすめ

夜間部(II部)では、夕方からの授業となるので、昼間7〜8時間働くことが可能となり、やる気があれば自力進学が可能です。県外でも奨学金と合わせれば十分自力で進学することができます。夜間部の魅力は何と言っても学費の安さです。昼間部の半額程度としているところが多く、単位や資格、講師陣の授業内容も昼間部とまったく同じなので、是非おすすめしたい選択肢です。夜間部に似た「夜間主」の場合は、夕方4時頃からの講義をフレキシブルに選べる制度で、学費はやや高めであることが多いということを覚えておきましょう。

■夜間部のある学校(県外)
■夜間部のある学校(県内)

強い意志と覚悟が必要

読売新聞や朝日新聞など大手新聞社系列の販売店で住み込みで働きながら学校へ通う新聞奨学生は、 奨学金と給与の両方が支給される代表的な働きながら学ぶ制度です。入学前費用も借りられる上、家賃や食事の心配もいらないため十分自力進学が可能です。契約期間内をやり通せれば奨学金の返還も免除されるため、たいへん魅力的ですが、朝の3〜4時頃から始まる仕事と学業の両立は大変な苦労を伴います。新聞奨学生の7〜8割がやり通していると聞きますが、途中で挫折し奨学金免除の権利を失ってしまい、借金を抱えたまま学業も断念してしまっている人がいるのも事実です。新聞奨学生を希望する人は、家族や先生と一緒になって仕事の内容を納得がいくまでとことん調べた上で契約し、契約期間は絶対にやり通す覚悟が必要です。

Point 1年目だけでも公的奨学金を借りておこう

どんなに通す意欲があっても、病気や怪我などで続けられなくなることもあります。もしもの場合に備えて1年目だけでも日本学生支援機構奨学金を受けておくことをおすすめします。毎月支給される奨学金は貯蓄しておき、無事契約期間をやり通せたら貯めていた奨学金は卒業後に一括返済すれば、利息がかかることはありません。もちろん新聞奨学金も返済免除となりますので、無借金で卒業することができます。