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働いて得たお金の大切さ。沖縄国際大学 稲住くん

2013年02月20日

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進学費用インタビュー
沖縄国際大学 稲住 光祐 くん

大学に進学して感じる、
働いて得たお金の大切さ。

首里高校から、沖縄国際大学に入学した稲住くん。センター試験が終わって、「沖縄国際大学に行きたい」と両親に相談した時、やはり一 番問題になったのは金銭的なことだったという。「特にうちの兄は、国立大学の夜間に行っていたので、学費はすごく安かったんです。私立の大学に行くということで、そこはやはりネックでしたね」しかし、「本人はやる気なのに、このまま大学に行かせないのもかわいそう」と判断したご両親は、自分で頑張るなら、と入学時に掛かる費用(入学金と前期授業料)を負担してくれた。その後は、アルバイトと日本学生支援機構第二種奨学金を活用し、自分で生活費や学費をやり繰りしている。沖国生全体の特徴としては、車通学の学生が多いということ。稲住くんは浪人時代に車の免許は取得済だったが、ほとんどの学生は入学してから免許を取り、車を購入するので、1〜2年次は車のローンと学費を稼ぐので結構苦労している人も多いとのこと。稲住くんも入学時に車を購入し、2年掛けてローンを返 済した。稲住くんは自宅からの通学であるため、家賃や光熱費は発生しないが、年間で84万円の学費と、ガソリン代、教科書代や交遊費、旅費は自分でまかなう。「自分でアルバイトしてお金を稼ぐようになってからはお金の大切さを実感しています。入学時に教授から『君たちが学校に納めている授業料を換算すると、1時限は1,600円になるんだよ。君たちはこのお金を払って授業に来ているんだから無駄にしてはい けない』って言われたんです。今でも鮮明に覚えています」そんな稲住くんに、これから進学する後輩たちにアドバイスを聞いた。「お金の問題は重要だけど、奨学金制度もあるし、経済的に厳しいからという理由では進学を諦めないでほしい。みんな同じように頑張っているから、助け合ったら大丈夫!」

■稲住くんの進学費用

【入学前費用】
入学前費用はすべて親に負担してもらった。
【月々の収支】
入学後の費用は奨学金とアルバイトを充てて自立進学をしている。学費の支払い(半期42万円)は半年ごとなので、無駄遣いしないようコツコツと貯めて支払い。卒業後の奨学金返済のためにも、 起業に向けて頑張っている。


稲住 光祐くん
Kosuke Inazumi
1988年生まれ、首里高校出身。沖縄国際大学 産業情報学部 企業システム科4年。現在は大学、バイトと忙しい日々を送りながらも、起業に向けて取り組むバイタリティー溢れる青年。