進学費用インタビュー
東洋大学 経営学部 赤堀 友紀さん
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後悔しないように進学先を考え
将来のことをふまえた金銭管理を。
高校時代は理系コースに在籍していたが、3年生になって「マーケティングが学びたい」と考え、文系の学部に志望校を変更。進路の先生に相談したところ、「国公立の大学は今からでは難しい」と言われたため、私立大学への進学を決意した。
両親からの反対はなかったそうだが、経済面での負担が大きいことを心配した祖母や学校の先生からの反対が大きかったとのこと。
両親にもはじめから「仕送りはできない」と言われていたため、「アルバイトと奨学金で頑張るから」と約束して、東洋大学へ進学した。
現在は、日本学生支援機構第ニ種の満額12万円と週3日レストラン(ホール)でのアルバイト代6万円で生活費をやり繰りしている。日々の生活において、コンセントはこまめに抜く、お昼ごはんにはおにぎりを持参など、なるべく節約はしているが、これまでとくに困ったことはなく、所属するダンスサークルにも積極的に参加し、大学生活を楽しんでいる。
ただ、卒業後の奨学金の返済には少し不安を感じているため、今年度は大学の奨学金制度にも申込み、日本学生支援機構第ニ種での貸与額を減額したり、家計簿をつけて、今後の生活に計画性を持ちたいと話す赤堀さん。
「色々と不安に思うこともありますが、自分でやると決めたので、今しかできないことをしっかりとやっていきたいです。将来についての具体的な計画もしっかりと立てた方がいいと思います。」
■赤堀さんの進学費用
【入学前費用】
入学前に掛かった費用は、両親や自分の貯金、奨学金の入学時特別増額貸与から捻出。
学費や一般施設設備資金等の大学に納付する費用については両親が支払っている。
【月々の収支】
仕送りはなく、日々の生活は奨学金とアルバイト代でやりくりしている。
貯蓄は、毎月口座から別の口座に自動で振り込まれ、両親が管理。現在、生活費に困ることはないそうだが、将来の奨学金返済に不安を感じるため、今年度は大学の奨学金制度にも申し込む予定。
赤堀 友紀さん
Yuki Akahori
1993年生まれ、首里高校卒業。
東洋大学経営学部マーケティング学科2年に在学中。
マーケティングを学んで、将来は飲料メーカーなどで商品企画に携わりたいと考えている。