スポーツを活かせる仕事とは
高校時代に部活を極めて、できれば得意なスポーツや運動を活かせる仕事に就きたいと思っている人は、案外多いのではないでしょうか。大学に進学してアスリートを目指す以外にも、スポーツを活かせる仕事はたくさんあります。スポーツを活かして「学校に関わる仕事に就く」「指導する仕事に就く」「支援する仕事に就く」「知識を活かした仕事に就く」「体力を発揮できる仕事に就く」など、卒業後の仕事をイメージして進路選びをしましょう。
スポーツを活かせる仕事の種類
<学校に関わる仕事に就く>
教職課程のある大学や短大・専門学校に進学、小学校教諭免許または中学校・高等学校いずれかの保健体育教諭免許状を取得し、教員採用試験に合格することが条件となります。クラブ活動の指導者になるには特に保健体育の教員でなくても、部活顧問として指導が可能です。
▶小学校教諭
▶保健体育教諭(中学校・高校)
▶部活の指導者
<指導する仕事に就く>
民間や公的スポーツジム、アスレチッククラブ、フィットネスクラブ、障害者施設、介護施設などで学んだ知識と技術を生かし、健康増進や生活改善、ケガの応急処置や予防の指導を行います。
▶健康運動実践指導者
▶ジムなどの運動指導員
▶障害者運動指導員
▶レクリエーション・インストラクター
▶レクリエーション・コーディネーター
<支援する仕事に就く>
プロスポーツ選手や民間企業・民間団体、ジュニアスポーツ倶楽部の指導員やサポートスタッフとして、プレイする側から支援する側になって関わることも可能です。プロ野球やプロサッカーの公式審判員などはハードルは高いものの、直接関われるため魅力的です。アスレティックトレーナーは、選手のケガの応急処置やトレーニング指導をするなど、やりがいのある仕事です。プロを目指す企業団体やジュニアスポーツにおいても同様に活躍できます。
▶公認審判員
▶健康運動指導士
▶アスレティックトレーナー
▶企業団体のスポーツ指導員
▶ジュニアスポーツ指導員
<知識を活かした仕事に就く>
身体を動かす以外にも専門的な知識を生かした活動の場もたくさんあります。専門スポーツのスペシャリストとして、新聞社やテレビ局、スポーツ雑誌などの解説や記者・取材担当者など、長年に渡って関わってきたからこそできる仕事です。また近年では、ネットやゲームの世界でも専門性を要求されるようになっていますので、スポーツ専門サイトのweb担当者や格闘系ゲームやスポーツ系ゲーム開発に関わることも可能です。
▶新聞社スポーツライター
▶雑誌スポーツライター
▶テレビ局スポーツ解説者
▶webスポーツライター
▶ゲームソフトやアプリ開発会社
<体力を発揮できる仕事に就く>
スポーツで培った体力を活かして、警察官や消防官、自衛官など社会に奉仕できる仕事に就くことも選択のひとつです。公務員として安定しているのも警察官・消防官・自衛官の魅力です。
▶警察官
▶消防官
▶自衛官
教員採用試験の倍率
沖縄県の小学校教諭、中学校保健体育教諭、高等学校保健体育教諭の各教員採用試験は、毎年高い倍率で推移しており、合格するためにはそれ相当の努力を必要とします。県外主要都市と比較しても、|東京|(小)4.1倍・(高)15.4倍、|大阪|(小)2.9倍・(中)9.9倍・(高)7.4倍、|愛知|(小)3.8倍・(中)7.3倍・(高)6.4倍、|福岡|(小)3.6倍・(中)7.3倍・(高)10.3倍とダントツに高く、教員を目指すのであれば県外も視野に入れておいた方が良さそうです。
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