幼稚園教諭と保育士の違い
幼稚園教諭は、3歳~小学校就学前の幼児を対象に、子どもたちの健やかな成長のために、適切な環境を整え、心身の発達をサポートする仕事です。幼稚園に通う園児と一緒に音楽、お絵描き、運動などあらゆる遊戯をするプロであり、主な就職場は幼稚園になります。
保育士は、0歳~小学校就学前の幼児が対象で、保育所や児童福祉施設で保護者に代わって子どもの保育をする仕事です。「保育」の専門家ですので、幼稚園教諭と比べて対象年齢が低く、将来の活躍の場は、保育園などの児童福祉施設になります。
幼稚園教諭になるには?
文部科学大臣が認定した大学、短大または専門学校で所定の単位を取得すると免許状が取得できます。免許には一種免許と二種免許があり、四年制大学では一種を取得できますが、二種免許は短大・専門学校で取得できます。その他にも幼稚園教諭育成課程のない大学・短大の所定の単位を取得する事で免許を授与する事もできますが、免許状を取得後、幼稚園で働くには各教育委員会や私立幼稚園の採用試験に合格しなければなりません。
保育士になるには?
保育士の資格を取得するには、児童福祉法施行規則に基づき、厚生労働大臣指定の保育士育成課程のある四年制大学、短期大学、専修学校、または夜間部や通信課程にて課程・科目を履修・卒業し、取得する方法と、2年の実務経験後、都道府県知事が実施する保育士試験に合格し「保育士資格証明書」を得る方法があります。
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