資格取得には県外進学が必須
薬剤師になるには、大学の薬学部（六年制）を卒業し、薬剤師国家試験に合格する必要があります。薬学部を有する大学は全国に73校あるものの、沖縄県内には学べる大学がないため、県外進学が必須。六年制であることから経済的負担は大きくなりますが、人命や健康に関わる尊い仕事としてやりがいがあり、報酬が高いことも魅力です。さらに、沖縄の薬剤師数は全国47都道府県のなかで最も少なく、ニーズが高い職種と言えます。
ベストな大学を選ぶために
薬学系の学科を設置している大学には「国立」「公立」「私立」の3種類があります。以前は薬学部も四年制でしたが、平成18年から六年制課程を終えなければ国家試験を受験できなくなりました。国立大学と私立大学では、学費に大きな差があるので、国家試験対策が充実していることはもちろん、六年間の学費も視野に入れて学校選びをすることが大切です。
沖縄県は薬剤師が最も少ない
厚生労働省の統計によると、人口10万人に対する薬剤師の数が全国で最も少ないのが沖縄県です。高齢化社会が進み、在宅医療が主流になってくることからも、今後も薬剤師のニーズが高まることが見込まれます。
