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検察官

2013年01月21日

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日本の治安と人権を守る、正義の番人。
専門性が高くやりがいのある仕事だが、その責任は重大です。

検察官とは
検察官とは、犯罪や事件などの刑事事件について、捜査および起訴・不起訴の処分を行う国家公務員です。裁判所は、検察官が起訴して初めて、その事件についての裁判を行うことになります。日本では、検察官だけが犯人を起訴する権限を持っています。起訴した事件については、その被告人が犯罪を行ったことを証拠に基づいて立証し、裁判の執行を監督することも検察官の仕事です。その他、不適切な婚姻の取消や認知請求などの民事事件、遺産相続などの家事事件についても関与する場合があり、民法など各種法律で多くの権限が与えられているのが検察官です。

検察官になるには
検察官の採用には、検事と副検事という2種の職があります。検事になるには以下のいずれかの資格を有している事が必要です。
1.司法試験に合格した後、司法修習を終えた者
2.裁判官(判事・判事補)
3.弁護士
4.3年以上特定の大学において法律学の教授または助教諭の職にあった者
5.3年以上副検事の職にあって、検察官になるための特別の試験に合格した者
もっとも一般的なのは、法科大学院を修了し司法試験に合格した後、司法修習を修了時に検事への任官試験を受け採用されるというコースです。
副検事になるには、検察事務官や法務事務官などの一定の公務員が特別な試験に合格する必要があります。検事、副検事ともに年齢についての制限はありません。定年は63歳(検事総長のみ65歳)です。学歴についての制限もありませんが、大学の教養課程修了の有無や法科大学院修了の有無などによって試験の種類や内容が異なる場合があります。

kensatu

検察官の活躍の場
全国各地の検察庁…国家公務員となるため、出身地に関係なく、数年ごとに転勤があります。
行政機関、在外公館…法律の専門家としての職務にあたります。

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