心の問題を抱える子どもをサポートする専門家

■学校心理士とは
心の問題に直面している子どもを、カウンセリングなどによって直接的に援助します。また、子どもを取り巻く環境、保護者や教師、学校に対して、「学校心理学」の専門的知識と技能を生かし、心理教育援助サービスを行います。いま学校では、多くの児童・生徒が学校生活におけるさまざまな問題状況にあり、その解決への援助を求めています。不登校、いじめ、非行、高校中退、無気力、自殺などの問題は深刻さを増し、小学校での学級崩壊や校内暴力という問題も大きくなっています。また、LD（学習障害）、ADHD（注意欠陥多動性障害）、高機能自閉症などを含め、障がいのある児童・生徒の特別な教育ニーズに応じる教育の整備が重要な課題と進められており、多くの学校心理士の活躍が急務です。

■学校心理士になるには
学校心理士の資格は、学校心理士認定運営機構が認定する民間資格です。資格認定審査は「提出された書類」「筆記試験」「ケースレポートまたは研究実績」によって行われ、実務経験や学校心理学に関する所定の科目の修得などの条件があります。有効期限は5年間で、5年ごとに資格更新手続きを行う必要があります。

■学校心理士の活躍の場
幼稚園、小中高校、特別支援学校……教育現場で活躍している人が多い。さまざまな問題を抱えて援助を求めている児童・生徒に対し、心理教育的援助を行う。
教育委員会、教育相談所…学校や教育委員会からの依頼を受けて、相談業務に従事。

資格取得・目指せる学校の一覧
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