健康な歯を復元する職人

■歯科技工士とは
歯科医師が取った歯形を元に、義歯やつぎ歯、詰め物、矯正装置を作ったり、修理や加工をする仕事です。彫刻刀などで加工物を作る仕事なので、手先が器用であることはもちろん、少しのズレも許されないため、職人並みの精確な作業を根気強く続けることができる集中力や忍耐力も求められます。

■歯科技工士になるには
歯科技工士になるためには、文部科学大臣指定の学校か、厚生労働大臣指定の養成施設で2年以上学び、必要な知識と技能を修得すると、国家試験の受験資格が得られます。養成施設は2年制の専門学校が中心ですが、3年制の専門学校、4年制の大学、2年制の短大もあります。高齢化社会を迎え、期待が高まっている職業です。経験と技術を磨けば、独立して歯科技工所を開くことも夢ではありません。

■歯科技工士の活躍の場
病院・歯科医院……歯科医師からの指示により、義歯や詰め物を製作。患者さんと直接接する機会もある。
歯科技工所……歯科医院から注文を受け、義歯や詰め物を製作。
歯科器材メーカー・歯科材料関連会社……歯科技工士として得た口腔や歯の専門知識を生かして、関連会社で活躍。

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