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高校生活を100倍有意義にする!高校生活での注意点

2013年02月22日

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AO入試・推薦入試希望者、専門学校進学希望者も必見!
近年では多くの高校生がAO入試や推薦入試を受験しています。
そこで課される「調査書」や「面接」、「小論文(作文)」対策は、合格への重要なポイントとなります。この3つの要素は、一夜漬けでは到底クリアできません。学校や家庭でも日々の生活でコツコツと積み上げていきましょう。難しいことではないので、明日からでもすぐに実行しましょう!

調 査 書 対 策

高校3年生の夏休み前までの成績が判定基準!
5月末の高校総体が終ると突入する受験シーズン。
早いところでは6月からAO入試のエントリーが始まり、推薦入試の校内選定委員会は9月~10月に実施、11月には出願が開始されます。AO入試でも推薦入試でも必要とされる調査書には、学業成績のほか、出欠状況、資格取得状況、委員会活動・部活動、校外での活動などが記載されますが、高校1年生から3年生の1学期までが対象となります。特に5段階評定値と出欠状況は重要な判定基準となりますので、今年、新2年生に進級する1年生は残りの1年半を大切に、新3年生に進級する2年生は気を抜かずに頑張りましょう!

部活など、何かをやり続けている人は好印象!
部活で全国大会出場などの好成績を上げた人はスポーツ推薦、文化系でも一芸一能推薦など、特に推薦入試ではとても有利になります。しかし、それだけではありません。仮に好成績を上げていなくても、部活を続けていることそのものが評価されます。「忍耐力」「人間力」「協調性」「コミュニケーション力」、主将を務めた人や委員会活動を続けている人なら「リーダーシップ」。ボランティアなどの課外活動では「奉仕の精神」や「人間性」などが高く評価されるでしょう。AO入試や推薦入試制度の意義とも言える要素だけに、大きなウエイトが置かれています。部活や課外活動は、参加し継続することを最低目標に頑張りましょう!


遅刻や欠席は大きなマイナス評価!
大学や短大、専門学校は、基本的には学生を社会へ送り出すための養成機関です。したがって、卒業生の質が大学・短大・専門学校の社会からの評価となるのです。いくら成績が良くても、遅刻や欠席が多く生活が乱れている学生には入学して欲しくありません。遅刻や欠席は最も目につく項目です。体調不良による欠席は仕方がありませんが、安易な考えでの遅刻や欠席は後々大きなマイナス評価として、自分の身に降りかかってきます。
高校時代から規則正しい生活を心がけておくことは、社会に出た時にも大きな財産となるはずです。

面 接 対 策
面接では普段の自分が思わず出てしまう!
高校内でも面接対策講座などがよく行われると思いますが、実際に面接官は君たちのどこを見ているのでしょう? ドアを開けて面接室へ入るまでの仕草、身なり、歩き方、お辞儀の仕方、話している間の姿勢や仕草、椅子の引き方や戻し方、帰りの後ろ姿などなど、全てが評価対象と考えていいでしょう。1回や2回の訓練ではなかなか身に付かないところを観察され、普段着でないよそ行きの態度や身なりはすぐに見透かされてしまいます。もちろん、志望動機や自己PR力、質問に対する理解力や受け答えなども重要な要素ですが、日々の生活の一挙手一投足に気を使うことが、自分力を存分に発揮するための面接対策と考えておきましょう。


面接官は大人の人。普段から大人と話す訓練を!
面接の相手は、言うまでもなく大人。緊張した雰囲気のなかでも敬語を使い、しっかりとした受け答えができることが大切です。まずは、いちばん身近な大人である親や先生、近所の人、親戚の人との会話の中で訓練しましょう。照れくさいかも知れませんが、普段から慣れていないと咄嗟の受け答えで思わず「タメぐち」になってしまうかも…。自分の気持ちを敬語を使ってしっかり伝えることは面接の基本です。

自己PR力と人間観察力を普段から意識しよう!
面接で重視されるのは、「入学希望の熱意」と「学ぶことへの意欲」「夢」など。質問事項もそれらに関することが多く、いかに自分の意志で自分らしく伝えられるかが求められます。お手本通りにマニュアルに沿って読み上げるようではいけません。そのためには普段から自己PR力を意識しながら想いを伝える訓練をしておきましょう。また、話しながら相手(面接官)の表情を読み取り、自分の想いが伝わっているかどうかを観察、状況によっては話を切り替えるテクニックも必要です。難しいようですが、要はその場の盛り上がりを感じられれば良いのです。KYではいけません。友だち同士の会話でも、空気を読みながら話す訓練をしておきましょう。

小 論 文 対 策
新聞や本などを普段から読むクセをつけよう!
小論文からは、「論理的能力」「思考力」「読解力」「分析力」「表現力」を読み取り、基礎学力が判断できると言われています。出題されるテーマは、「学科に関連する基礎的なもの」「若者の生き方に関するもの」「社会・文化などに関するもの」が多く、新聞社説やコラム、専門書、話題の本などから用いられることが多いため、新聞や本を読むことは小論文対策の第一歩と言えます。最近は新聞を取らない家庭も増えているようですが、機会があるごとに本や新聞を読み思考を巡らすクセをつけておきましょう。

誤字・脱字は厳禁!! 書くクセをつけよう!
どんなに素晴らしい文章だとしても、誤字・脱字はそれだけで評価を大きく落としてしまいます。最近ではパソコンや携帯電話の普及により、日々の生活の中で文字を書くことが極端に減少しています。「簡単な漢字なのに思い出せない…」なんてこと経験したことありませんか? パソコンや携帯電話の便利な変換機能に頼りすぎていると、何となく形は分かるが正確に書けなくなってしまいます。普段からメモ程度でも書くクセをつけておけば、自然と鉛筆が動くようになります。

総 合 的 対 策

規則正しいリズムで、健康管理をしっかり!
人間には体内時計が組込まれていて、朝起きて夜寝る、三度の食事をきちんと摂るようにできています。朝ごはんを食べない人は試験の点数が5点低くなると言われており、この5点差は成績順にすると数百~数千の差がつく恐れもあることを、十分に理解しておかなければなりません。規則正しいリズムで学校生活を送り、健康管理をしっかり行うことはとても大切なことです。せっかく努力を積み重ねてきたのに試験当日に体調を崩してしまった…なんてことになったら、力を発揮せずに終ってしまいます。そうならないためにも、日々の生活を見直しましょう!

卒業ギリギリまでの努力は進学後に実を結ぶ!
AO入試や推薦入試は9月~12月頃には合否が確定します。やっとつかみ取った合格に安心して、残りの3ヶ月~6ヶ月間の勉強に身が入らない気持ちはよく分かります。しかし、よ~く考えてみてください。合格はゴールではなくスタートなのです。大学の先生方の話では、卒業ギリギリまで試験勉強をしてた人とそうでない人とは、大学の授業について行けるかどうかにかなり開きが出ると言っています。専門学校進学でも状況は同じで、国家資格取得を目指しているのであれば尚更です!合格後の期間はスタートの下準備期間と心得ておきましょう。