沖縄で学ぶ島ないちゃー
専門学校 日経ビジネス 草場 由莉さん
沖縄に行くことになったきっかけ
昔少しやんちゃで、更生と社会勉強のために沖縄の施設で10ヶ月ほど住んでいました。
その後カナダへ10ヶ月ほど留学して、その間に何度か地元へ帰ることがあり、その際に両親と今後について話をしたんです。沖縄で住んでいた時に変わることができたので、沖縄で新しいことに挑戦したいと思い、沖縄へ来ました。
保護者との話し合い(沖縄へ行くときどういう反応だったか)
両親は快く背中を押してくれました。沖縄で学校に通うと決めていたので、学校選びもお部屋探しも協力的でした。
この学校はどうですか?
先生方はいつも親身で相談に乗ってくれるし、分からないことがあれば分かるまで徹底的に教えてくれるのですごく助かります。勉強だけでなく、社会人として必要なマナーや常識なども学べるのですごく成長できています。
沖縄へ来てよかったこと
実際に沖縄に住んでみないとわからない沖縄の魅力や、地元の良さを改めて気付けたことです。
地元はすごく田舎だったので、帰省した時に水を飲むとすごく美味しいな〜と感じました。(笑)
地元と違うウチナンチュ独特の習慣、驚いたこと
あまり怒らない
うちなータイムという事もあって、本土では30分遅れたらみんなカンカンに怒るのに、沖縄の人はいくら待たされても怒らない。(笑)
あと、遊びに行く約束をする時、待ち合わせの時間設定も夜の9時や10時と内地では解散する時間帯に設定します。さらにうちなーたいむなので全員が揃うころには日付をまわっていたりするので、「内地なら終電ないじゃん!」ってなります。(笑)
模合
カナダに留学している時、沖縄について調べていると「模合」と出るので、なんのことかな?と思い一緒に留学していた沖縄の人に意味を聞きました。
金銭トラブルにならないのかな?と不思議に思います。
言葉の違い
「服を着る」ではなく「服を着ける」というのが不思議です。
最近自分も沖縄なまりになっていて、会話の語尾に「〜さぁ」と言っているらしく、地元へ帰省した時に父に真似されます。(笑)
初めて覚えたウチナーグチ
命(ぬち)どぅ宝、いちゃりばちょーでー
(命は宝、出会えばみんな兄弟)
恩師の友人の方が教えてくれて、すごく印象に残っています。
沖縄らしい言葉で、すごく重みがあって素敵な言葉だなと思います。
だーる(そうだよね・そういえば等、同意を求める意味)
初めて聞いた時、「だるいのかな?」と思った。(笑)
好きな沖縄料理
沖縄そば、タコライス
年越しそばとして沖縄そばを食べました。タコライスはキングタコスが美味しいです!
まだ食べたことないんですけど、チラガーはちょっと衝撃的すぎて食べれそうにないです。(笑)
地元へ帰省するときに必ず持っていく沖縄土産
ちんすこう、紅いもタルト
定番のお土産を買っていきます。
母がファッションキャンディのちんすこうショコラが大好きなので、いつも持っていきます。
これから沖縄で学ぶ人へのアドバイス・メッセージ
本土とは言葉も文化も違っていて、戸惑うこともたくさんありますが郷に入れば郷に従えです。沖縄にしかない良いところをたくさん見つけて、優しいウチナンチュたちと沖縄ライフをエンジョイしてください。
以前はやんちゃだったという草場さんですが、それを思わせない素敵な笑顔で取材に答えてくれました。
学校選びのときは、ちゃんとした職種などは決まっていなくて、「とりあえずやったことのないものをやりたい」と思い、沖縄の専門学校で調べたら一番上に日経ビジネスがヒットしたので、「これも何かの縁だ!」と思い入学を決めたそう。
将来は公務員になって、両親に恩返しをして世界一周旅行に行きたいと話す草場さん。
きっとご両親も喜んでいるはずです。頑張ってください!
草場 由莉 Yuri Kusaba
専門学校 日経ビジネス 公務員ビジネス科2年。
福岡県出身。福岡第一薬科大学付属高等学校卒業。
「公務員になって両親に恩返しをして、世界一周旅行に行きたい」と話す。