沖縄で学ぶ島ないちゃー
沖縄県立芸術大学 嵩本 理恵さん
沖縄に行くことになったきっかけ
両親が石垣島出身ということもあり、幼い頃から琉球舞踊や唄三線など沖縄の文化を身近に感じていました。その影響もあり地元で八重山舞踊を習っていましたが、「本場の沖縄で琉球舞踊について学んでいきたい」と思ったのがきっかけです。
保護者との話し合い(沖縄へ行くときどういう反応だったか)
高校卒業後、OLとして5年間働いていたので会社を辞めていいのか毎日のように話し合いをしました。ですが両親のふるさとの文化を学びたいということに、両親は理解してくれてとても喜んでくれました。
沖縄へ来てよかったこと
今まで遠く離れていて、交流がなかった親戚との関わりが増えたことです。
シーミーやお盆など、一緒に過ごせる時間が増えてとても楽しいです。
はじめて覚えたうちなーぐち
両親が石垣島出身ということで、小さい頃から方言は良く聞いていたので初めて覚えたうちなーぐちは覚えていませんが、大学へ来て知った方言は「しに○○」「あふぁー」等です。
「しに○○」(とても、超など)
「あふぁー」(気まずい、恥ずかしいなど)
好きな沖縄料理
ナーベーラー(へちま料理)
地元ではへちまを食用では売っていないので、沖縄に来てよく食べていたので大好きです。
サーターアンダギー
お母さんがよく作ってくれて、とっても大好きです。
地元へ帰省するときに必ず持って行く沖縄土産
「紅芋タルト」「ちんすこう」「おもろ」「ジミーのマフィン」
「おもろ」というタルトのような土産菓子があるんです。空港等で良く買います。
ジミーのマフィンは母が大好きで、よく買って行きます。
※ジミーとは沖縄にあるケーキ屋さん。
アメリカンテイストのケーキやビュッフェなどがある沖縄独特の洋菓子、洋食店。
これから沖縄で学ぶ人へのアドバイス・メッセージ
私は沖縄で琉球舞踊を学びたいとずっと思っていましたが、それが実現するまでに何年も時間がかかりました。ですが目標を持って、自分自身が諦めなければ実現できます!
なので時間がかかっても目標に向かって頑張って欲しいです。
幼い頃から沖縄を身近に感じていた嵩本さん。本格的に琉球舞踊を学びたいと、5年という長い時間がかかりましたが、ようやく一歩前進し充実した学校生活を送っている様子でした。
「社会人から学生へと環境が変わり、戸惑うことも多いけれど楽しい毎日です。」と満面の笑みで語ってくれました。
琉球舞踊の授業では、1年生の仲間と切磋琢磨しながら稽古に励んでいました。
将来は沖縄で琉球舞踊を伝えて行きたいと話す嵩本さん。沖縄の良き文化をたくさんの人に伝えていって欲しいですね。
嵩本 理恵 Rie Takemoto
沖縄県立芸術大学 音楽学部 音楽学科 琉球芸能専攻 琉球舞踊組踊コース1年。
千葉県出身。千葉県立東金商業高等学校卒業。
授業の稽古だけでなく、バイトや舞踊教室にも通い忙しいながらも充実した生活を送っている。