沖縄で学ぶ島ないちゃー
沖縄キリスト教短期大学 前多 広くん
沖縄に行くことになったきっかけ
もともと別の地域で生活してみたかったんです。違う街の風景を見るのが好きなのと、人と違うことをしてみたかったんです。沖縄じゃなければ四国か北海道かって思っていました。
保護者との話し合い(沖縄へ行くときにどういう反応だったか)
「行きたい」といったら「ええよ」と二つ返事。ただし「仏教高校から、なぜキリスト教?意味がわからない」といわれました(笑)。
沖縄へきてよかったこと
霜焼けがないことです。金沢は多かったら50㎝は雪が積もるので。とりあえず12月から2月までは、外から帰ってきて手を洗うと霜焼けになるんです(笑)。
あと沖縄は面白い人が多いです。おじいちゃん、おばあちゃんが面白いです。バス停とかにいるとつかまります。「あんたヤマトンチュね」からはじまって、「はい」って答えると、話が始まって、おばあちゃんの歴史とか聞かされるんです(笑)。
地元と違うウチナンチュ独特の習慣、驚いたこと
コンビニでおにぎりを温めてくれる
コンビニでおにぎりを温めてくれることにびっくりしました。「シーチキンマヨネーズ」を「温めますか?」って聞かれた時に、「はあ…、温めませんけど…」っていう感じで(笑)。それからスーパーで混んでない時は、どれだけ買っても袋にいれてくれるのも驚きました。
傘をさして自転車運転をしない
傘さし自転車をしないのも不思議で、聞いたら「傘をもってない」って言われて(笑)。金沢は絶対に傘をもっていくのが普通で、「弁当忘れても傘わすれるな」っていう言葉があるくらい雨の降る日が多いので、傘は必須なところなんです。今はこちらに慣れて自分も傘をもってないですけど(笑)。
初めて覚えたウチナーグチ
「ちむどんどん」(胸がどきどきする)
はじめ修学旅行で国際通りに行った時、Tシャツショップの店員に勧められて、意味を聞くと「みんなでワイワイだよ」と教えられて…。そのあとこっちへ来て、サークルの仲間に「ちむどんどんしよう」って言ったら、「なんで胸ドキドキするの?」と言われました。そこで改めて本当の意味が分かったんですけど、Tシャツショップの人もナイチャーだったのかも。
好きな沖縄料理
人参シリシリ
風邪をひいたときに、友達がスーパーのお惣菜で買ってきてくれて、最初はずいぶん手の抜かれた料理だなあって思っていたんですけど、実際たべるとおいしかったです。自分は人参すきじゃなかったんですけど、今は自分でもつくります。
地元へ帰省するときに必ず持っていく沖縄土産
「塩ちんすこう」。大きくなくて邪魔にならないからって買って帰ったんですが、高校の恩師に好評でした。
これから沖縄で学ぶ人へのアドバイス・メッセージ
沖縄の人は優しくて、人懐こい人が多いので、話しかけられた時に笑顔で受けいれればすぐに仲良くなれます。
雪国金沢から南国沖縄へやってきた前多君。学費と生活費を全部自分で用意したという頑張り屋さんでもあります。夢はでっかくグローバルで活躍すること。沖縄で学んだことを生かして、世界に羽ばたいて欲しいと思いました。
前多 広 Hiroshi Maeda
沖縄キリスト教短期大学 保育科2年。
石川県出身。尾山台高等学校卒業。
クラブ活動を4つも掛け持ちしている猛者。活動的でチャレンジ精神旺盛なのが信条。