HOME  >   県内進学   >  人の役に立ちたい|小野寺 喜音さん

人の役に立ちたい|小野寺 喜音さん

2014年09月18日

LINEで送る

沖縄で学ぶ島ないちゃー
沖縄大原簿記公務員専門学校 小野寺 喜音さん

DSC_0105

interview

沖縄に行くことになったきっかけ
東日本大震災で住んでいた地域が住めなくなってしまって、お母さんが沖縄出身ということもあり、お父さんがいろいろと手配してくれて高校2年生の時に引っ越してきました。

沖縄に来た当初のこと
ずっと宮城県に住んでいたので、友だちとかお世話になった人たちを置いて、北から南へ引っ越すとなった時は不安しかなくて・・・。寂しかったです。引っ越してすぐ3日後には学校に通わなくちゃいけなくて、制服とか教科書も持ってない状況で転入しました。最初はかなり不安だったんですけど、クラスの人たちがとても良い人たちばかりで、自分の不安をよそに結構親しく話してきてくれました。

この学校を選んだ理由
公務員専攻科といって1年制で学べる学科があるっていうところが魅力的でした。入学する前、進学相談会に行った時に、大原の先生たちの人柄がとても良くて、迷わず大原に決めました。また、1日でさまざまな教科を学べるため毎日とても充実しています。

地元と違うウチナンチュの独特の習慣、驚いたこと
・冬に雪が降らない
クリスマスとかお正月を迎えても、雰囲気が全然無いなって思います。サンタさんがクリスマスのイベントとかにいるんですけど、雪降ってないのにどうやって来たんだろうって。(笑)
・バスの遅延
普通に30分遅れてきたりとか、時間通りバス停で待っていても先に行っていたりとか、あれ?みたいなのとか多いですね。(笑)最初はバスの時間を調べていたんですが、たまにバス停の時刻表がはぎ取られていて・・・無い、どうしようって。(笑)
・本の発売日
何月何日発売ってポスターに書かれているのにも関わらず、発売予定日に行ったら、本が店頭に並んでなくて、ちょっとショックでした。ガーン、無いみたいな。飛行機での輸送の時間がかかるのを初めは知らなくて。これは結構すぐに慣れました。

好きな沖縄料理
・中味汁・じゅーしー(沖縄風炊き込みご飯)
おばあちゃん家に行くと結構出してくれます。親戚の中で一番食べるんですよ。ご飯、炊飯器の半分くらい食べます。(笑)

将来の夢
小さい頃から人の役に立ちたくて、できれば自分の体力とか力を生かせる仕事に就きたいなと思っていました。警察官とか自衛官にずっと憧れていて・・・今のところ自衛官を希望しています。震災を経験して、自衛官の方々の救助活動を目の当たりにしたことをきっかけに、強く思うようになりました。自衛官になったら、できれば現場に行って活動したい。災害とか起きた時に、自分のことよりも、まず先に困っている人を助けられるだけの力を備えた強い自衛官を目指しています。

これから沖縄で学ぶ人へのアドバイス・メッセージ
一年中、温暖で過ごしやすく、気さくでにぎやかな人が多いので、勉強を学ぶにはとても心地のよい環境が整っていると思います。沖縄への進学はとてもオススメです。

DSC_0007 DSC_0091 DSC_0075 DSC_0064

ロングヘアで、一見おっとりしていそうに見える小野寺さんですが、小さい頃から男気のあるものに惹かれていたそうです。「警察官か自衛官になりたいんです」と言われた時、取材スタッフ全員が「えっ!意外!」という顔をしちゃいました。ゴメンネ。入学して、試験に向けて勉強漬けの毎日のようで、数学の参考書を持ってインタビューに答えてくれました。東日本大震災での自衛官の方々の活動に「感謝しかない」と話す小野寺さん。目標としている自衛官像を目指して、ちばりよー!!

profile
小野寺 喜音 Hisane Onodera
沖縄大原簿記公務員専門学校 公務員専攻科 警察官・消防官・自衛官コース 1年。
宮城県気仙沼市出身。宮城県立本吉響高等学校に入学、2年時に沖縄県立西原高等学校に転入、同校を卒業。
紫外線に弱いので海では泳がず、見ていることが多い。自主的に体力づくりに励み、公務員試験合格を目指し努力している。

ohara1syosai2siryou3dezi