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国公立大学の併願プラン|県内版

2013年10月01日

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受験生と保護者の知っておきたい県外進学
成功する併願プラン

国公立大学が第一志望の場合、併願プランをどのように組み立てるかは重要な作業となります。センター試験に向けて集中しなくてはいけない11月頃までには、しっかりとした併願プランを立てておくようにしましょう。

●併願プランの実例
STEP01 センター試験利用入試を併願する
ほとんどの私立大学ではセンター試験の結果により合否を決める「センター試験利用入試」を実施しています。特に県外大学の場合は、成績により学費の全額免除や半額免除など(または相当額の給付)がある特待生入試として実施している場合もあります。センター試験を受験する力があれば、十分に狙え、先に合格を決めておけば、安心して第一志望の国公立大学の2次試験に望むことができます。

STEP02-1 自信を持って国公立2次試験に挑む
センター試験の結果が振るわなくても、2次試験での配点が得意科目であった場合は合格の可能性にはずいぶん差がでます。志望校の配点比率をしっかり把握しておくことが望まれます。同様にセンター試験の結果が思った以上に良かった場合、上位ランクの国公立大学の2次試験が得意科目であれば、ランクアップも可能となります。

STEP02-2 私立大学の一般入試での特待生を狙う
県外の私立大学に限らず、県内の私立大学でも一般入試における「特待生入試」を実施している大学が多くあります。但し、あくまで国公立第一志望校の2次試験を中心に考えるべきなので、他私立大学の入試日程をしっかり調べた上で、連続で受験が続く過密な日程はさけたいものです。また、県外の私立大学の一般入試を併願する場合は、移動疲れも考慮した計画を立てましょう。

併願図

●併願プランのポイント
POINT1 併願校選びは「行ける大学ではなく、行きたい大学!」が基本
第一志望校となる国公立大学の場合ももちろんですが、併願校も「行きたい!」と思える大学が大前提となります。学びたい学部学科だけではなく、教育方針、設備や施設の学ぶ環境、生活環境、就職状況なども含めて「ここなら!」と思える中から厳選していきましょう。

POINT2 難易度を見極めながら、入試科目にも注目
行きたい大学がいくつか出そろったら、模試などの成績を基準に、もう少し頑張れば手の届く「上位ランクの国公立大学」と「安全圏内な私立大学」に絞り込もう。また、私立大学のセンター試験利用入試や一般入試は2~3科目が対象となっている場合が多く、入試科目が得意分野であれば安全圏内な私立大学の幅はグンと広がります。一歩踏み込んで情報を集めましょう。

POINT3 特待生入試情報をチェック
多くの私立大学では、学力が高く意欲のある学生を特待生として受け入れています。特待生として入学すると学費の免除(または学費相当分を給付)されるため、経済的に厳しい環境下にあっても、県外の私立大学への進学が可能となります。「特待生入試」や「スカラシップ制度」「特待生制度」などと記載されていますので、入試要項またはホームーページなど入試情報、奨学金情報をチェックしてみましょう。

POINT4 センター試験利用入試+特待生は併願有力候補
センター試験利用入試が特待生選抜入試となっている場合は、ぜひ出願しておきたい併願校となります。仮にセンター試験での成績が思わしくなくても、一般入試においても特待生選抜を実施している場合が多く、再度チャレンジすることが可能となります。むやみやたらに出願することはおすすめできませんが、行きたい併願校であればチャンスは何度でもあった方が安心です。

●併願プランのメリット、デメリット
安心して第一志望校への受験に臨める
併願プランをしっかり立てておくことは、何といっても安心して第一志望校の受験に臨めることです。特に私立大学のセンター試験利用入試で先に合格が決まっていれば、センター試験の結果に関わらず思い切って2次試験に集中することができます。

受験料の負担増と入学金の重複
第一志望校以外に複数校を受験するとその分受験料が嵩みます。私立大学のセンター試験利用入試の受験料は15,000円、一般入試は35,000円前後必要ですので、併願プランの実例に沿ってセンター試験利用入試を2校、一般入試を2校併願した場合は、約100,000円余分に必要となります。また、併願校である私立大学の入学手続き期間が国公立大学の合否前だと、1校につき入学金と前期学費約800,000円~1,000,000円の支払いが必要となり、入学辞退をしても入学金(約300,000円)は返還ないのが一般的です。

意外に高倍率な県内の私立大学一般入試
県内の私立大学は受験希望者が多く、AO入試・推薦入試組、センター併願組が一般入試に集中してしまう傾向にあるため、2~5倍の高倍率であることが予測されます。より安心できる確実なプランとするためには特待生入試がある県外校も併願校に加えておくのをおすすめします。

県外併願校リスト