2016年9月2日、東京国立代々木第2体育館にて「第13回全国理美容学校kawaii選手権大会」(主催:一般社団法人 日本メイクアップ連盟、後援:文部科学省 経済産業省 外務省 他)が開催されました。
kawaii選手権大会とは、全国の理美容学校から選抜された学生が“kawaii”をテーマにした作品を発表。優秀な作品を発表した学生には「東京kawaii大使」の称号が授与され、日本代表として「ジャパニーズかわいい」を世界に発信する普及活動を行います。
今年開催された大会にも、多くの学生がエントリーし、3年連続出場となるビューティモードカレッジからも2組の学生が出場しました。
大会にエントリーした48組のなかから、美容科2年生の岸本菜々子さん(写真右)が優秀賞、金城雄樹さん(写真左)が敢闘賞を見事受賞!
優秀賞の岸本さんは、作品のモデルを担当した同科の赤嶺明日香さんと共に、日本代表として中国上海への派遣が決定しました。
この受賞を受け、同学は受賞の記者会見を実施。受賞した岸本さんと金城さんに受賞の喜びと、kawaii大使としての意気込みを聞いてきました!
Q.まず、受賞の喜びを教えてください
岸本:
2つ上の先輩がkawaii選手権の賞を受賞している姿を見て、ずっと憧れていました。この学校に入学したら、先輩と同じ賞が取りたいと思っていたので、今回優秀賞をいただけて、とてもうれしいです。上海でも日本のkawaiiをアピールできたらと思っています。
Q.作品のテーマやコンセプトやこだわったポイントを教えてください
岸本:
テーマは「マリンスノー」で、海に雪が降ったように見える自然現象がコンセプトです。海で起こる美しい現象とkawaiiを融合させて作品を制作しました。
つけまつげの角度ひとつで表情が変わってしまうので、左右同じようにまつげを付けることに苦労しました。大会当日は制限時間30分以内でヘアメイクを行うので、時間内に仕上げられるように何度も練習を重ねました。
優秀賞を受賞した岸本菜々子さん(右)とモデルの赤嶺明日香さん(左)
敢闘賞を受賞した金城雄樹さん(右)、モデルの大城南十星(左)さん
金城:
作品のテーマはイタリア語で花の意味を持つ「フィオーレ」です。花の可愛らしさを表現しました。
頭につけた花の装飾の色や形のバランスがこだわったポイントのひとつです。メイクでは、色のグラデーションを美しくに仕上げるところに苦労しました。
Q.日本のkawaiiのどんなところを世界にアピールしたいですか
岸本:
独特の文化や色彩など、日本のkawaiiにはいろんな魅力がありますが、作り手の技術の高さもたくさんの方に知っていただきたいと思っています。
金城:
日本の漫画やアニメは世界から注目を集めていますが、メイクやファッションの分野でも日本にしかない文化や美意識があることを伝えたいです。
Q.将来の目標や夢、進学をひかえる高校生に向けてメッセージをお願いします!
岸本:
これからもヘアメイクの最新のトレンドを学んで、いつかは沖縄で自分のお店を持ちたいと思っています。ヘアメイクは、誰かを美しくするだけではなく、自分自身も輝くことができる世界です。ヘアメイクや美容を通して、キラキラと輝く人が増えたらとても嬉しいです!
金城:
男性でもヘアメイクの世界でどこまでやれるのか、これからも挑戦を続けたいと思っています。男でも、世の中に“美”が発信できることを伝えたいです。これから美容業界を目指している高校生の皆さん、自分を信じて頑張ってください!