3/6(金)に沖縄職業能力開発大学校にて、応用課程 生産機械システム技術科と生産情報システム技術科の4年生による、卒業制作課題発表会へいってきました。5名〜10名でチームを作り、テーマ別で開発課題を発表していきます。企業依頼や企業との共同開発を行い、実際に企業で起用されているものもありました。

こちらは薬の一包化装置の開発チーム。複数の薬を装置に設置すると、自動で１つの袋に包装される装置です。介護施設などで1度に複数の薬を服用する患者さん毎に包装し配布することで、飲み忘れや飲み過ぎ防止に役立ちます。

こちらは海洋ロボットの開発チームです。海洋ロボットの開発は初めての取り組みだそうで、これから更なるロボットの開発が期待されます。沖縄県では世界初の「海洋ロボットコンテスト」のプレ大会が開催され、実際に海の中で競技が行われたそう。海では波が大きく荒れ、海水に含まれる塩分でロボットがショートしてしまうため、防水などの対策に力を入れたそうです。

こちらは室内に居ながらサイクリングが楽しめるエアロバイグダイエットシステム。画面にGoogleマップを表示させ、ペダルを漕ぐとストリートビュー上をバーチャル体験で走る仕組みになっている。これでダイエットも楽しくサイクリング感覚で楽しむことが出来るようになっています。

こちらはプロジェクト管理システムの開発チームです。企業のプロジェクト管理を簡単に行えるシステムで、企業からの依頼で制作。企業となんども打ち合わせを行いながら完成させたとのこと。０からプログラミング等で作っていくので、かなり時間がかかり不具合などもあったとか。すごいですね！

こちらはカーテンォール用電光表示システムの開発チーム。カーテンォールとは比耐力壁のことで、ガラスやアルミニウム製のパネルで出来ています。このパネルを発光窓として使用し、これを用いて電光表示システムの開発を行ったそうです。将来的には、高層ビルの窓で文字や絵を表示させ広告などで使用できるようにするとのこと。

こちらは鉄などを自動で切断する装置。これまでは人の手によって銅板などを切断していましたが、時間がかかりさらに円弧などのような複雑な切断は、熟練した作業員でもなかなか難しいとされていました。そこで効率よく、正確な切断作業ができる装置を企業と共同開発。実際に企業でも使用されているとのこと。とても大きく、迫力がありビックリです。

こちらは水中掃除ロボットの開発チームです。配水池タンクの清掃に役立っているとのこと。これまではダイバーが中に潜り清掃したいたが、ロボットで行うことで効率的に清掃や点検などの作業ができるとのこと。この日は生憎の前で近くで見ることが出来ませんでしたが、操作などもコントローラーを使って行っていました。

初めて見るものや聞くものがたくさんあり、学生のレベルの高さが伺えました。より良いものづくりをしていくことで、私たちの生活が成り立っていると感じましたよ。今後も日本の技術を支えていくプロフェッショナルとして活躍していくことが期待されますね！沖縄職業能力開発大学校のみなさん、頑張って下さい！お疲れさまでした。