キャンパスライフレポート
沖縄県外で頑張るうちなーんちゅ
日本工学院八王子専門学校 安仁屋まどかさん
日本工学院八王子専門学校は、木々に囲まれた自然豊かな立地。
広大な敷地の中には、都内随一の充実した設備を整えている。このことも学校を選ぶ際の決め手になったそう。
“照明”について学ぶことを認めてくれた
親に感謝しながら、専門的な技術を学ぶ日々!
幼い頃から、テレビの音楽番組が好きだったと話す安仁屋さん。
現在は、照明コースでテレビ照明や映画照明、舞台照明といった、さまざまな分野の照明技術を学んでいる。テレビっ子の進路としては順風満帆に見える彼女だが、実は専門学校に進学を決めたのは高校3年生のとき。「中学生の頃は社会科の先生になろうと思っていたので、当初は大学進学を視野に入れていました。もちろん、メディア系にも興味があったのですが、周囲には言い出せずにいて…。そんなとき、体験入学ツアーに参加したんです。それまでは、テレビ業界に興味があるとはいえ“照明”という仕事がピンときていなかったのですが、照明をコントロールするフェーダー(調整用のツマミ)を触らせてもらったときにスタジオの色がガラリと変わって、『テレビ番組を作るのも、照明ありきなんだな』と思いました。」
高校を卒業するとき友人たちからもらった手紙や色紙を、大切に保管している安仁屋さん。写真は、自ら計画し、高校の発表会でダンスしたときのもの。仲の良い仲間との“青春の日々”は、現在の彼女を築き、心を支えるかけがえのない思い出になっている。 |
そのときの衝撃が忘れられず、親に胸の内を話したことがきっかけとなり、進学先を大学から専門学校に変更した。「両親も、おじいちゃんとおばあちゃんも、本当は大学に進学して沖縄で公務員になってほしかったみたいです。でも、最終的には『自分のやりたいことをやればいい』と背中を押してくれたことに感謝しています。」今は、親との約束でもあった“沖縄で就職”を叶えたいと考えているそう。「テレビの照明にはこだわらず、何でもやってみたいと思っています。でも、学んだことは活かせる職場で働きたいですね。」
安仁屋 まどか Madoka Aniya
沖縄県立首里東高等学校出身。
日本工学院八王子専門学校 放送・映画科 照明コース2年。
「おじいちゃんの家に、週に一度は電話しています。たわいもない世間話をしたり、時には応援してくれたり。何よりも元気な声を聞けることが、今の楽しみです。」
【保護者からのメッセージ】
安仁屋 佳子さん
自分の意見が言えるようになって、
ずいぶんしっかりしてきました。
子どもの頃から活発で、周りの人からも頻繁に声をかけてもらったり、いい環境で育ちました。小中高とずっとスポーツをやっていて、スポーツを通して根性も鍛えられたと思います。県外に進学したいと聞いた時は、ちょうど震災のあとだったこともあって、かなり心配しました。でも、私たちも色々調べたり、実際に学校も見学して、環境が良かったので今は安心しています。20歳になって、年齢としては大人ですが、あせらずに健康で一歩ずつ、頑張って下さい。
この記事は「GO TO SCHOOL!!夢実現マガジン」2012年10月号より転載しています。