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島を出て夢や目標をたくさん見つけた|下地 千尋さん

2014年09月03日

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キャンパスライフレポート
沖縄県外で頑張るうちなーんちゅ
広島外語専門学校:下地 千尋さん

広島外語_Main
2年生になりスーツを着ての就職活動がスタート。
「今は航空会社をめざしています。離島の人も利用する那覇空港で働きたいです」

interview

「だいずスゴイ!」が通じなくてビックリ。
宮古島を出て、世界観も行動力も広がった。

広島外語_従兄弟と
1学年下の嵩原健くんも宮古島出身。
「実は従兄弟なんです、入学してから知ったんですけど!」

下地千尋さんの実家は宮古島。マングローブ林が広がる北部の出身だ。子供と英語が好きな高校生だった下地さんは、児童英語教師をめざして島を出た。
入学したのは、小学校英語指導者資格の取得がめざせる広島外語専門学校。でも初めは戸惑う事が多かった。そのひとつが言葉。無意識に使ってしまう「だいず(=とても)スゴイ!」という宮古島の方言が、「大豆?」と首を傾げられて伝わらなかった時は驚いた。「でもおかげで世界観が広がりました。それに行動力も」。実は下地さんと同じように宮古島を出てきた友達が、岡山・福岡・兵庫で暮らしている。彼女達に会いに行くうち、下地さんは一人でどこにでも行ける自信がついた。内地はもちろん、海外だって。
「留学したいと考えるようになりました。できれば海外で働いてみたい。でも、宮古島で英語を教える夢も捨てていません」。
今、彼女がめざすのは航空会社への就職。働いて留学費用を貯め、いつか海外へと考えている。島を出て、夢や目標をたくさん見つけた下地さん。本人は「まだまだ」と謙遜するけれど、聞かせてもらった英語のスピーチはとても流暢で美しかった。

広島外語_ブレスレット
自分で石を選び、宮古島のユタに作ってもらったブレスレット。お守り代りにいつも身につけている。
広島外語_手紙
入学当初、毎日のように電話していたという宮古島の友達が、誕生日に送ってきてくれた手紙。「とても感謝しています。ずっと大事にしたいです」


life_hirogai


profile
下地 千尋 Chihiro Shimoji
沖縄県立宮古総合実業高等学校出身。広島外語専門学校 総合英語学科 総合英語コース2年。都心部にある校舎は路面電車の駅も近い便利な環境。徒歩約10分の寮から通学している。「卒業まで無料で寮を使えるんです。この制度があったのも、この学校に進学した理由のひとつなんですよ」

【保護者からのメッセージ】
下地 奈穂美さん

広島外語_9345b周りの環境に感謝しながら
たくさんのことを吸収してほしい。

小さい頃は活発で、生徒会長などリーダーシップを発揮して後輩や兄弟の面倒もよく見ていました。少し恥ずかしがり屋なところがありますが、素直で真っ直ぐな子です。小中高と先生に恵まれたおかげで娘はここまで成長できたと思います。「千尋さんは凄いですよ!」と先生方に言われて驚いた程です。初めて娘の英語スピーチを聴いた時は、女優さんかと思いましたね。今の学校を選んだのも、経済的に負担をかけないようにと考えたみたいです。県外で一生ものの友達や経験をして、頑張って欲しいですね。